第79章 合一の先
フィン「一件落着、かな?」微笑
ティオナ「消化不良おおおお!!><
折角暴れられたのにいいい!」ぶん!ぶん!!←神器を振り回す
アイズ「また…修業、しよ?」ぽんっ←肩の上に手を置く
話し合う中、中空へと消えていく例の5人を皆で共に見送った
ケイト「はぁ~~~~。
何とかなってよかったあ;」
安堵の溜息を零した後
神殿の通路の上で大の字に寝転び、そのまま伸びをする
霊体となって攻撃された時は詰んだかと思い掛けていたらしい
事実、ドロップアイテムでなければ攻撃(無差別爆撃)という事象そのものを防げないのに、どうやって防げというのか…
という話となる訳で……
実際には、神の力で辛うじて、といった感じだった
神器持ちでなければ通じない為、本気でヤバかったとだけ追記しておこう
まさかドロップアイテムが出ると同時に羽に取り込まれていたとは、露程も思いもしなかった訳だが……
なんにせよ、天の炎は無事。ドロップアイテムにより更に強化され堅固になったという…
揺るぎない確固たるものとなったようだ
邪念、邪な行為、穢れを一切受け付けないものとなった
たとえ――この先いくら時空が通り過ぎたとしても、下界の穢れ等物ともしない程に
勿論―――僕等神国の結界も同等のものと化していた
まあそれはそれとして置いておこう
目下の悩みは…
ああ、後始末はもう済んだね
じゃあ…
フィン「休日らしく!楽しんでいこうか!」微笑←ケイトを見てサムズアップ
ケイト「おー!^^」やった!←フィンを見て拳を頭上に掲げる
概念そのものの声を聞き、耳を傾け、フローを独力で再現する
なんて馬鹿げたことまで始めてしまった為、急務となった
ああ…そうでもしないと休憩してもくれない;←頭抱え、滝汗
アルとディにとってもよくないだろう…;
理由は一つ!(キリッ!)
無茶癖なんてものが今から付いたら困る――;
しかし…そんな『想い(心配)』とは裏腹に、『新たな領域(フロー)』へと至った
『合一の先』――
それが目前に迫っている気がしてならなかった…;
概念そのものと合一化しているのだから、なって当たり前なのだろうが……;
どうにも、落ち着かなくて仕方ない…大丈夫だろうか?;
そんな心配をよそに、ケイト達は熟睡し切っていた