第78章 火の都
ケイト「え!?
戻ってきた!!?
戻ってきた!?」おろおろ
ケイトは目を丸くして、おろおろと
先程手渡した奥義を手に、わたわたとお手玉をしていた…;
うん、信じられなかったみたいだね;
『落ち着け』ガツン←軽く脳天を小突く
ケイト「……
はい…;」
そのまま僕へ突き返して、ケイトへ突き返して、僕へ突き返して、
という、果ての無いやり取りも行われそうではあったが…
勿論、バッサリと切り捨てておいた…(キラン!)
そのフラグぐらいは読める!(ふっ)←得意気ニヤリ
テロップ『まさかのどんでん返し!』
今やってる場合かい?^^;
というのは置いておいて……
なるほどね…確かに、これは……
リヴェリアとフィン&ガレス『異次元だ&じゃ』
3人『……』
フィン「ふっ
同じことを思っていたのか」
ガレス「ふっ
最早別物じゃ、こんな技」お手上げ
リヴェリア「見ているだけで未曾有が震え出すぐらいだ」
フィン「えっと……
リヴェリア…
それは…」
リヴェリア「ああ…
一度として起こったことの無い奇跡とも呼べる技が…
見た途端に震え出して、逃げ出そうと飛び出ていく辺りまで見えたぞ」しみじみ遠い目
脱兎の如く全力で、光の矢のように飛び出ていく、人の形をした技が見えた
フィン「ぷっ」
ガレス「ふふふっ
がっはっはっはっはっはっ!!^^」
フィン「あっはっはっはっはっはっ!!^^」
リヴェリア「笑い事では済まされないぞ、これは…」
笑みを浮かべ、汗を額から頬へ流すリヴェリアに
一同は驚愕と共に、同意を示すように頷いた
規格外過ぎる……―――
互いに、強めながら手渡してゆき、最後にフィアナが手を添え
一つという流れとした
その結果……
ただでさえ無限大の力が無限大乗となっていた所に
属性上、協力関係にあるそれが次々に連なってゆき、一つという多大な奔流となっていた
しかも…概念そのものごと一つになっているから、限りが無い
合一化よりも更に上…
なんて名付けようか…
ロマンが膨らむ
ケイト「助けるのに、誰かを危機に晒して回り等はしない
苦しめて回りはしない、決して――!
させない
それこそが真の正義だ
フローだ…
意味は‥流転、絶えることの無い流れを!!今ここに!
解き放つ!!!」きっ!