第78章 火の都
どこかの子供ははしゃぎ通していたが…
シン「ほっほ~い//♪」でれでれ←興奮混じりに尻を半分出して振りながら遊んでいた
シン母「やめい!!」
ごぉんっ!!!←テロップ『げんこつ!!!」
よし!合格!
テロップ『やったあああ!!』
ケイト(何遊んでんの…?;)←困惑気味
シン「…;」
子供の襟首を掴んで引きずりながら進んでいく妊婦と
僕とフィアナの反応を見て、困惑するばかりのケイトであった…
と言っても…これは今日の昼に起こったことだ
車椅子代わりでも無い
救急車でもまた同様に加速する
動けない人の中でも、歩けない人もまた気軽に利用でき、リハビリの助けにもなる
ので、治療場でも利用されている(雲王国エリアにあるからね)
妊婦や込み入った事情もあって走れない人も好んで使用している
大いに好まれており、代名詞にもなる程に呼び水となっていた
6月30日になるまで、後数分…
6月29日、国の資産が5京を突破
その前に、ラピュタの火の源、ラピュタの秘宝の解析を依頼
それは…日付が変わると共に完了された
弱って貰っちゃ困るんだ…
また、原初の火が…穢れに染まる前に。
事を済まさなければ――
そう言うケイトの目は…まるで、憑依でもされているかのように魂の色に染まり切っていた
『始祖神』という、『創世神の心』の御名(みな)のままに―――
『神の力』を持つ資格があるもの…
それは、『自分の勝手や都合で、自ら振り回し巻き込んだ者達』に、「一切の気兼ねをしない」なんて行為が『取れない人』
気兼ねし、配慮し、第一とし、「我が儘」の自覚があり、『合わせ寄り添う心』を忘れずにいる
『神の力』とは…全ての世界中『全体』に波及するものだ
本人が望む望まないにしろ、関係無しに…それは行われる
だとすれば、それに振り回される側はどうなる?
そういうことだ
肝心の問題だ
それを、それごと蔑ろにするから「癌」になる
『使い手の本心』以外を汲まないんだよ。神の力は…
尊い願いでもない限りは
始祖神「『守る』とは…守る為に、迷惑を顧みないことに非ず
殺してはいけないものを殺すことに非ず
巻き込み傷付けることに非ず
尊ぶべし
それらこそ守るべし
歪めるなかれ
何事も
万(よろず)に通じる、尊い(尊ぶ)道よ」