第78章 火の都
発する光をも、エネルギーをも、力の発現に向かうよう、完璧に制御した。
その結果…
途方もない、爆発的な威力を発揮するようになった。
それもそうだろう…
限界を超えて集中させた結果…伴うはずの、光と化しながら煌々と光輝く現象。
その自発的に光輝くエネルギーに至るまで、力に注ぎ込んだのだから…
だからこそ…無限大の力が、『無限大の力の無限大乗』に至るまでになった――
ただでさえ『一点集中すればなる程の力』が、もっと更に強大化させることに成功した←4246ページ参照
ケイト「生きて行くだけで、辛かった
何度も死のうとした
(何度も自分を殺そうとした)
何度も死にたいと願った
(暗闇の中で)
その本心を押し殺して、無理に、心配かけたくなくて、笑ってた←俯く
そればかりだった私を、変えてくれたのは…皆だった
お母さんと、姉ちゃん…2人との思い出が、遺してくれた想いが、大好きだって気持ちが…辛うじて、私を繋ぎ止めてくれた←天を仰ぎ微笑する
無駄に、させて堪るもんか…
同じ想いをさせる外道なんかに、なって堪るかって……
たった一つの想いが…大事な人と出会わせてくれた
(ロキとアイズと出会い、連れられてフィンと出会う光景が浮かぶ)
沢山の人と、繋げてくれた
(ファミリアと出会う光景)
沢山の思い出を作ってくれた
(初めての冒険、数多の日々)
沢山の温かみを、想いを、一杯貰って…生きたいと、思えるようにまでなった←微笑
誰かと誰かを、繋げてくれたのは…確かなんだ
とっても…ちっぽけだった
たった一つの想い…
でも…それを…
意味のあるものに、変えてくれたのは…皆だった
無意味なんかじゃ、無駄なんかじゃ…無かったよ
だから――伝えていきたい
出会わせてくれた想いで、出会った皆で…最高の想いで…奏でる想いで、私という全てで…皆で、皆と、一緒に
無駄なものなんか一つも無い
無駄にしていいものなんか、一つも無いんだってことを!」真剣
自分の在りたい形、願い…
それをつまびらかに明らかにした
新たな形…
誰の中にもある『想い』
異なる、たった唯一のもの
それが繋げてくれた
出会わせてくれた
大きくしてくれた
だから――誰一人として、無駄にはさせない
その想いこそが、光の意思…神の礎―――