第78章 火の都
フィン「はっ!!)
そうか…
そういうことか!!」
始祖神「はい!!」
ケイト「?どしたの?」訝し気&眉顰め
始祖神「つまり―――!!!!
癌が、癌に至る根源を突き止めたということです!!
独力で!!!!」
ケイト「そうか、よかったね」
始祖神「うっすい!!!!!」
ケイト「わかった所でどうにもしようがねえ事実は変わらねえだろ(淡々)
違うのか?」真剣
!!!
なんて――
なんて――――
冷たい目をしているんだ
ケイト「「癌」という存在、「在り方」そのものを滅すること、駆逐することは出来ない
いくら防ぐ指標を教えた所で…(すっ)←腕組み
それを逆手に取って、自分に都合よく歪めて、勝手で勝手に扱って正当化しようとする連中ばかりなのが関の山だろう?
更には…私を癌だと言いたいが為に利用してくるだけさ
癌を、やってはいけない内容を話しただけで、
攻撃する口実にして、私の想いごと何でも癌に都合よく歪めて正当化してきたように…
それを無駄にさせない、二度殺させない為に本来なら動く所を、
癌は減らそうともせずにいくらでも繰り返してきたように……
そんなゴミの為に、何で動かにゃならんのだ
合わせもしない、寄り添いもしない
勝手ばかり抜かしやがる、ろくに動きも考えも出来ないクズゴミ共の為なんかによ」
始祖神「本当にその通りです
たとえ目先に映る言動だけ出来たって、肝心の内面(根幹)が変わらないんだから、どうしようもないじゃないのー♪
って話」こくこく
フィン「そこはそうかもしれないが…;」
ケイト「そんな人間が、変われる道理なんかはねえ」
フィン「その通りなんだけれど言い過ぎやしないかい?」
ケイト「何がだ?」
フィン「…!」
ケイト「睨視)………」←眉間に皺を寄せる
………僕を…見ていない
ケイト「…←腕組みしたまま嘆息
生きている限り、何かは起こる
変われる可能性は誰しもに存在する
だが…
癌が、その在り方をして平気でいられる痛まない腐った心を持った人が、その限りじゃねえのは…痛い程わかっていることだろ?
その身を持って知ったはずだ」
始祖神「中身が空っぽだから、成長させるつもりが無いから、
「その在り方で実害を与えている」と気付けない、思えない盲目な困ったちゃんなのよ、癌は」