第78章 火の都
サクラがトップだった
が…
突如、横風を利用して滑り込みで1位をかっさらった
それがルパンだった
僅か2,3mmの差…土壇場の逆転勝利――
『おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
大歓声を受ける中
どーも♪どーも♪と快活に手を振るルパンとは対照的に
サクラは沈んだ面持ちをしていた
後僅かの差だった
その為、優勝賞品とまではいかないが
願いの質のみほぼ同一のレベルでということにしたく、その旨を伝え許可を取った
ルパン「俺ぁ別に構わねえぜ?
助けられちまったからな
道中、色々と(風とか罠とか先立ちがいなきゃあ無理だったろうしタイムロスは免れなかったろうからなあ」
サクラ「ぱあ!)
…ありがとうございます
えっと…ルパンさん」微笑
ルパン「いんやいんやどう致しまして~^^//♪(でれっ!)
綺麗なお姉さん(キリッ微笑)
いや、お姫さんかなあ?
よかったらこの後デートでも」くいっ←手を取る
サクラ「え?」
ケイト「……;」
不二子「ルパぁン、一体何をしているの?」
ルパン「おお!不二子ちゅあああん//♪」目がハート
優勝賞金500万ヴァリスを渡そうとするルパンを
「資金にするんだろうが!!」と、次元と一緒になって五ェ門が必死にタコ蹴りにして止めていた
住民権、家一戸建て、願い事1個は渡そうとしていない訳だが…まあ置いておこう
そして…願い事を受けることにした
サクラ「私の願いは…
私の羽を探すのに協力して欲しいです」
ケイト「ん、わかった」頷微笑
サクラ「……
色々と便宜を図ってくれて、ありがとうございます
これまでの協力の感謝、対価として
本来かかるはずだった金額を、賞金から支払うつもりです
よろしくお願い致します」お辞儀
ケイト「うん!^^
ありがとう」微笑
ファイ「これで貸し借り無し、だね^^」
黒鋼「納得いかねー…;」7位
ファイ「ええー?どうかしたのお?俺より下の黒ぽん
黒鋼「やかましい!(ギロリ)
元はと言えばお前が
ファイ「お陰でサクラちゃんが飛び出していけたんだからよかったじゃない^^
めでたしめでたし♪」
モコナ「めでたしめでたし~♪」
黒鋼「どこがだ!!;」
シン「オラ3位~♪」
兄「4位か」
アル「ドンマイ兄さん!」11位
兄「まあ9位の大佐よりはマシか」