第78章 火の都
そんな当たり前のことも出来ず、当たり前だとも思えず、
一方的な事情や都合で巻き込み、苦しめ、追い込み、自由な時間を奪い、殺す
『ただその場にいただけ、居合わせただけの他者』を、見境なく…
『人助け』の為と称し、その為だけに行い続け、過ちとも思わず、正当化し、正しいこととし、仕方ないと無罪化し、それらの認識ごと押し付け、繰り返し続けるから「癌」なのだ
そう誘導するのも、楽観視を植え付け操るのも、また「癌」
癌となる起因そのもの――とも言える
だから―――本質的に見れば、『人助け』を口実に利用して何でも許せと強行して回る、人へ一方的に自らが与えた苦しみごと亡き者にしようと、繰り返し続けることを正しいと認識しろと強要して回る、「無差別大量殺戮者」に他ならない
本人にその自覚がないのが特徴の一つだ。
補足しておくが、
癌を癌だと伝えること、考えること、消させない為に動くことは、癌には該当しない
癌への加担、癌化を誘導、それらの後押しをする「癌化行為」ではなく、
「癌による「癌を信じた人達の癌化」」に対する『妨害行為』だからだ
人に対し癌化を誘導するのが「癌」、という定義
なので、それを妨害する為に正しい情報を精査し、伝え、『本質を見誤るな』と諭す行為は、「癌」ではなく『神』
その『神』を個人の主観で凝り固まり「癌」だと主張するから、「癌」として処理され、消されることになる
ケイトを、悪く言っているから消されるのではない
ケイトが癌にとって都合の悪い情報ばかり言ってくる、悪く言っている、だから悪だ、間違っている、と言っているから、消されるのでもない
癌を癌ではないと言い、ケイトを癌だと言ったから、癌として消される事態にまで発展する
癌にとって過ごしやすい、癌になりやすい世の中とする手助けや後押しを、頑なにし続けたから、
「「癌の世界」にする為の癌化行為」を、頑なに正しいこととして、正当化して取り続け、今もなお繰り返し続けているから、そうなるんだ
自分で発展させたんだから、その責任ぐらい自分で取れ
という話、らしい
済まない…長くなってしまったね
簡潔に述べよう
『無辜』を「苦しめて回る行為」を「正当化(無罪化)する認識=主観」を人へ押し付け、「繰り返し続ける」
その本質こそが「癌」で、その後押しもまた「癌」だ
