第77章 新時代の幕開け
怒るのも無理はない…
そう思った
始祖神「何の罪もない無関係な人間を巻き込むだけでは飽き足らず!ボンボン死なせて、住まいをボンボン壊して、街を滅茶苦茶にして、終いには国まで滅茶苦茶にして、それで責任を求められるべきじゃありません?
ふざけんな!!
残された人々が殺されやすい状況を作りました、でも許してね?何もしないけど!!
自分達だけは安全だから~♪
そんな人「害悪(癌)」以外の何物でもないでしょう!!?
それを指摘しただけで悪口って何ですか!!!?
悪いことしかしていない癌が悪いんでしょうが!!!!!
癌が癌たる所以を話しただけで!!?
じゃああんたは気付いていたんですよね!!!?
気付いていて、その上で、悪口だと捻じ曲げて、消滅の一途を行きたいんでしょうね!!!?
敵に回したこと後悔させてくれるわあああああああああああああああ!!!!!!!!」きいいいいいい!!!!
怒髪天を衝くとは…正にこのことだった;
まあ確かに、視点を変えればただの大量殺戮者だね
癌は
ケイト「あー、よかったあ(微笑)
私…おかしくは無かったんだね?」ほっ←安堵の溜息
フィン「あ、ああ…
よかったんだが…;」
アーニャ「おっかないニャ…;」青ざめがくぶる
アイシャ「ははっ…嬉しいこと言ってくれるじゃないか」微笑
『え?』
アイシャ「だってそうだろ…?
私達の怒りも、怨みも、ちゃんと、受け止めてくれているんだからね…」ぽつり
真摯に‥その言葉を皮切りに、俯いた
水滴が一つ落ちた気がした
が…見なかったことにした
ああ…そうだね……
守りたくても、守れなかったのだから…
だからこそ、真摯に受け止めるべきなんだが…ね?
癌も、癌の一派も、そこを捻じ曲げる
自分の感情が全てだから…偏った見方で、全てを捻じ曲げる
人の感情を見ず、自分の感情や価値観や正義だけを押し付けて回る…苦しめて回ると知っていても、その責任を背負わず、(責任とも人の想いとも)向き合いもしないまま……無いものとし、正当化し、繰り返す
だから癌に至る――
27階層の悪夢も…痛ましい事件だった
間に合わないと目に見えていた
だが…
だから、救出部隊を送り
なおかつ、同時に、闇派閥の息の根を止める為に主力部隊で攻め入り、撲滅させた…
はずだった