第77章 新時代の幕開け
だから…アマゾネス狩りも繰り返され、組織も国も滅び、
巻き込まれただけの国民の生命の安否も、気にせずに笑って、
国に帰って、悪事も何もしていないと、自分は善人だと笑い掛け、
性懲りもなく繰り返し、堂々と居座り続けた
いつ、また…必要なら何でもやる、後始末や罪だっていくらでも人に押し付けて回る、何をしでかすかもわからない懸念材料(癌)を抱えたまま……――
ケイト「よそでやれよ――!!」
という話だ
でもその後…
ケイト「やるんならお前一人で!自分にやれ!!!!」
うん…本当にその通りだ、と何度も思った
フィン「……」
頭を撫でられるケイト、それに笑い掛けて再び撫で続ける周囲…
囲まれながら、幸せそうに笑うケイトを見て…僕は笑った
フィン「ふっ…
(何を心配していたのだろう…
人を苦しめてまで、迷惑を掛けてまで、押し付けるタイプではないだろうに……
何故、万が一と考えてしまったのだろう…たったの一度としてすら、したことさえ無いというのに」
その思案も、ケイトへ通じているようで…とても幸せそうに笑い、僕を抱き締めに来た
フィン「っとと」
そのケイトを抱き止めつつ、グラスに入った飲み物が零れ掛け、咄嗟に窓辺へ置く
フィン「どうしたんだい?一体」くすり
ケイト「んー?
う~~ん…
なんでもない!
フィン「え」
ふふっ^^」
そう、笑い掛けるケイトに…僕も自然と笑みが零れ落ちた…
ああ…そうだ……
繰り返しちゃいけない…
それは…僕等(原初の神々)の総意だったはずだ
だから…言ったんだ……
今後も気を付ける為に――
そう、心掛ける為に―――
忘れない為にも―――――
だから…君も、嬉しそうに笑うんだね
ぎゅうっ
抱き締める力を強め、腕の中に閉じ込めた
ばっ
すると、即座にリヴェリアに奪われた
フィン「えーと…;
リヴェリア?^^;(妨害かい?;」苦笑
リヴェリア「妊婦の腹を圧迫するな(何をたわけたことを」怪訝睨視
フィン「はっ)ああ、済まない
じゃあ早速実践でも」手で招き手元に戻してくれと促がす
リヴェリア「断る
たまには私にもさせろ」
むっ
バチバチバチ←睨視がぶつかり合い火花が散る
ケイト「みんなだいすき(ぎゅううっ)
ありがとう…^^//」
そう紡がれた声に…戦意が削がれた