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Unlimited【ダンまち】

第77章 新時代の幕開け





ケイトからすれば霊感で波動を受けたり思念を感じて辛いので、常にすいていて皆が好きな時に自由に常に動きやすいように動けるように配慮しただけ。
なのだがその結果、感染症防止、飛沫空気感染防止、衛生面向上、抗菌抗ウイルス機能、入って出るだけで菌やウイルスによる病気を治す等の副次効果があり、大気中の蔓延を防いでいた。

何故ここまで好転するのかわからない…


しかも…ケイトの場合、癌になっていく所までも見えている



ケイト「何をしても、守れないんなら、助けられないんなら…
私がいることに、何の意味があるんだよ…

生きていても、何の意味もないじゃんか……」

そう、涙を零すほどに…

癌を生かすのは、無理強い
無理強いしかしない、振り回す一方の癌を、生かす術はない

皆無なのだと――


懐に入れれば、死ぬまで、消える最期の瞬間まで、利用され続ける


『癌にならない人を導く役目(役割)があるでしょう!!
ちゃんとあなたが守れた人を見なさい!!』

そう始祖神から一喝されたこともあって、今は前を向いている



大きな目標を持つことは勝手だが、他人を巻き込むな



各々、事情や感情や想いがあるのは当たり前のこと

「無いものとされたから」と言って、「してきた人のみ」ならいざ知らず、
それ以外の『巻き込まれただけの人達』にまで「無いものとしていては」、
それこそ「最初にしてきた人」と「同類」だ


「勝手に巻き込んで傷付ける件に関して、人のは許さずに止め、自分のだけ許して止めないで、と求め」、
「悪いことをしたと思いたくないが故(自分の為だけ)」に、誰かのせいにして「責任逃れ」し、
「自ら正当化に走り続け、己の正当化を人へ求め続ける」

真逆なんだよ
「自分のは許せ、だが人のは許さない」、その態度が

自分は事情があるからいい、人は事情があってもダメ

その真逆を、歪みを、正当化するから、歪みそのものと化す



親しき仲にも礼儀あり
とあるように、共存において礼儀は不可欠だ

その限度を超え、礼儀を弁えなかった
だから「限度を弁えない正当化」と評される

始祖神『期待しているから怒りを感じるのよ
癌への期待から削ぎなさい

淡い期待なんて、持っているだけ痛いだけよ』


ああ、実によく出来ている

よくわかったよ…
淡い期待『も』抱く価値も無いことを――


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