第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
ケイト「悩んで、全部のことを考えて、実行に移す
それらの行動全てに責任を持つ
背負わずに誰がどうやって減らすんだ
神様は…先読みしているだけに過ぎない
本人を操っている訳でも、縛っている訳でもない
それでも、自分で選んで、決めたことを、神様のせいにするってんなら…!(拳握)
(ギリッ!)←歯噛
とっとと死んで、神様の前で腹切って詫びろ!!」真剣怒号←憤怒の表情
責任感が強過ぎるんだ
で、だから自分には厳し過ぎるぐらいに徹している
そして人には…そんな時もある、で流す
よっぽどのこと…命や人生の危険に関わるぐらいの不始末でない限りは…
ケイト「これが…『力』の重さだ。
しっかり、力を振るう責任の重さを感じろ!
迷惑ヤローが!!」
犯罪者に、こんな言葉を掛けるぐらいだ…
だがそれは…
その犯罪を受けて、喪った側の心痛を重んじての、優しさだ……
喪ったものは、何ものも元には戻らない…
その為に責任があるのに
それを蔑ろにし、人や状況のせいにする
責任逃れをする為だけに…それを正当化する為に、正しいことだと凝り固まりたいがだけ故に……人へ与えた喪失まで
力、権力、名声、優しさ、全てにおいて、振るう際には責任を伴う
責任を伴わない行動なんて、中身の成長の手助けになんてならないしなり得ない
背負うから考える、悩む、それがブレーキとなる
何もしないなんてのは、中身が堕落しないなんてのは、あり得ない
背負わず何でもするから堕落する
逆に言えば…
背負って、行動に反映してさえいたら、避けられた
それだけの問題なのに…
上辺だけを見て判断し、繰り返し、凝り固まり、増長
減らさぬ不始末、増え続ける一途を辿るそれらが、善で正義だと本気で信じ、盲従し、癌になってしまった
それらの根幹もまた、「偏った見方」
それ(癌化)を覆すには、やはり――『俯瞰』しかない!!
俯瞰した上で…全体への影響を、重要視する
目の前だけしか見ないから、自分から見て正しいから、救われた人がいるから、
そのいい結果に縋り付くだけで、悪い結果であるミスを、ミスと認めないで、殺してしまう、自ら…
誤った見方を誤りだと認めない
だから…延々に続く。イタチごっこなんだ……
癌になる、その日まで…
止まることが無い
だから消された