第75章 神器、覚醒
わああああああああああああああああっ!!;;
と、地面に跪き、咽び泣くケイトに…
わたわたと周囲は肩に手を添え、慰め出した…
うん…頑張っていたものね;
それを易々と超えられる気持ち、少しはわかったかな?;
易々とLv.を抜かれた心地を思い出しながら、苦笑交じりに見守るしか無かった…^^;
ダンジョン「これでもう、モンスター以外死なないよ?^^」にっこり
ケイト「私の頑張りを返せえええええ;;」
ティオナ「ま、まあまあ;」
リヴェリア「この時までに繋げてみせたではないか!そここそが重要だろう!」
アイズ「こくこく!)頑張った!無駄じゃない!!」
フィン「あはははは^^;」
うん、苦笑するしかない…;
精霊王からの慰めもあって、ようやく落ち着いた…
精霊王「ダンジョンでの精霊の死が無いということは、穢れた精霊が生まれん結果にも繋がる。
ほんにようやった、よく頑張った!
胸を張れ!主の頑張りが実った証じゃ!!」
『そうそう!!』深く二度頷く
ケイト「ぐすん…
…ん;←ぐしっ
ありがとう!!」
真剣な表情で頷き、双眸を真っ直ぐ見据え、胸を張った。
うん…(頷)
頑張っているね…(微笑)←優しい目で見守る
まだ震えているけれど←ケイトの今も震える足を見やる
テロップ『無粋』
うるさい
ダンジョンによって死者が出る時代は、終わりを遂げた――
神が下りた理由は、ダンジョンの暴走で下界がヤバかったから。
後はオリンピアの火、三大クエストの黒いモンスターもある。
オリンピアの火については、今後かな?
だが融和時代は、もう始まっていると言ってもいい。
ンー…←顎に手を当て考え込む
強いて言うなら…
世界を一つに纏め上げた、世界同盟の樹立のタイミングこそが、それ(融和時代の始まり)なのかもしれないね…
黒竜はケイトの手によって倒された。
アルバートが倒せなかったそれをも倒し、人類の悲願を果たしたと言える。
そして…ダンジョンでの死者を0にし、暴走を未然に防いで見せた。
更に…暴走した事態を予期した上での、携帯から始まり、
スカイボードや雲クッション、ありとあらゆる多岐に及ぶ補助神具を作り出していき、
果てには、魔法文明と科学文明にある大国を纏め上げ、世界同盟の樹立まで成し遂げて見せた。
互いが共存し合える条件で…
