第75章 神器、覚醒
アリアが復活したのだが…
アイズ「あの…お母さんも一緒に」おずおず
ケイト「よしわかった!
アビス!セイ!合体!!
フィン「やめろおおおおおおおお!!!!!
リヴェリア「生き生きとするようになったなフィン」しみじみ←二度頷く腕組み微笑
アビス――完全体!
ケイト「究極体に進化だああ!!><」きゃっふううう!!←拳を振り上げる
アイズ「え!!?」瞠目
ティオナ「まだ上があったの!?」
フィン「違う!!;
リヴェリア!止めてくれ
ティオナ「いらっしゃあーい!^^」
フィン「いらっしゃいじゃない!!!」
アリア「^^」にこにこ
フィン「何か言ってくれ!!!!」切実←悲痛な叫び声
誰か…誰でもいい
誰か…
フィン(誰か止めてくれえええええええええええええええ!!!)地面に跪く←魂の叫び
テロップ『だが誰も聞いていない』即答←フィンの上に圧し掛かる
ばりぃん!!!←フィンが即座にテロップの両端を握り、枠ごと締め上げて叩き割ってやった
『いえーい♪』←ハイタッチ
アリア&リヴェリア「「うんうん」」しみじみ微笑し二度頷く
簡潔に説明しよう…
ノアールとブランシェが「精霊王」という種族を通り越し「精霊神」という種族になった為
(ケイトの半身、精霊王のアルルェーチェもまた精霊神ではあるが肩書は精霊王のまま)
精霊という枠に収まろうという訳だ……;←瞑目し、あまりの頭痛に眉間に皺を寄せ、額に手を当てて俯く
こうなったら残す術は一つしかない!!!!;(かっ!!)←真剣開眼
フィン「精霊、精霊王、精霊神、全て込みで「精霊」という種族とする!!!」
ティオナ「えええええええええええ!!!?;」ショック←割と本気だった
ケイト「うん、わかってた」頷←面白半分でノリノリになってたが冷静さを取り戻した
アイズ「ダメ…なの?;」しゅーん涙目←マジだった
フィン「ダメに決まっているだろう!!!
何人まで増やすつもりだ!!!?無尽蔵に増えていくぞ!!!!」怒号の如く響き渡る
僕にとっては重要かつ本気で困る案件だった為、ただただ必死だった
その奮闘の甲斐もあって…辛うじて、防がれた
アリアもアビスもそれほど本気だった訳でもなく
ただ、本人達が幸せで元気でさえいてくれたら、と見守る立ち位置に居座るつもりでいたらしい…
やれやれ、よかった…;(切実&嘆息)
