第75章 神器、覚醒
フィン「さあ――そろそろ切り上げよう
やりたいことがあるだろう?」
ケイト「ぱあ!)
いいの!?」ばっ!←ベリアルを笑顔で見やる
ベリアル「ああ――もういいだろう」
フィン「戦いの準備も終わった。
始めようか」
フィン&ケイト「「祭りの本番を!」」にやり
その直後、熱戦が始まった
水が空間ごと抉り取る鎧と化し
風という名の轟音が荒れ狂い、
とてつもない嵐となって、逆風となって、
辺りを包み込んだ――
精霊王「さてと、わしはアリア復活の準備でもしておくかの
どっちにしろ時間がかかるでの
思う存分堪能してこい」にやり
アイズ「…うん^^
…本当に、ありがとう」微笑
精霊王「なあに!^^
容易い事じゃ。
何よりアリアは身内、その娘であるお主も身内同然よ!^^」かっかっかっ!
高笑いする精霊王に、言った
アイズ「…じゃあ、いってくるね?」
精霊王「おう!思う存分楽しんで来い!」
快く、快活に送り出していった
そう、真っ白な異空間から精霊王は出て、連理木のもとへと移動した
手伝った方がいいかな、とも思ったが…
こちらの方が目が離せない、何より妊婦だし…ということで、言葉に甘えさせてもらうことにした
無理をしないか心配だ…;
テロップ『そこね!』
本当に……;
熱くなると、どこまでも止まらなくなるんだから;(たらたら)←冷や汗もの
その心配をよそに、激戦は続いていた…
ベリアルの右拳が迫る中、
ケイトは即座に右手で右へ押しやり、懐に潜り込むと同時に左拳を繰り出す。
同じく左拳を左手で外へ跳ね除け、左拳を向ける。
それを即座に右足で蹴っ飛ばして距離を置き、
距離を詰めるベリアルへの牽制として地面を攻撃して煙幕を張り巡らせる。
突きは横の動きに弱い、うまく払ったね
全ての攻撃を横凪ぎに払う中、
ベリアルが闇を展開し全方位から圧し掛かる。
闇を水で、回転させて横凪ぎに払う中、体術が繰り出され先程と同様に払っていく。
そして開いた腹に即座に蹴りを叩き込み、後ろに回り込み上へ背を蹴っ飛ばし、そのまま上段から組んだ両手を振り下ろす。
ベリアル「調子に乗るなあああ!!」
後転しながら落ちて行き、地面に叩き付けられるかと思いきや
足で着地と共にその勢いのまま両腕を下から上へ振り上げ、闇の斬撃が降り掛かる。