第75章 神器、覚醒
ベリアル「ふっ…←ケイトを見て、微笑する
容赦はしないぞ?」にや
ケイト「こぉーい!!」腕を拡げて身構える
ティオナ「いーなあー!!いーなあ!!
私!私も!!後でやらせて!!」挙手
ベリアル「ふっ、順にやってやる」微笑
ティオナ「やった!^^」ガッツポーズ&小さくジャンプ
アイズ「私も!//」挙手&身を乗り出す
フィン「アイズ…^^;」
リヴェリア「止めてやるなよ?フィン」
フィン「ああ…わかっているよ
まさか君も?」
リヴェリア「勿論だとも」即答
テロップ『何を言っている、とでも言いたげな顔!!』
フィン「ははははは^^;
ガレスがいたらノリノリで参加したんだろうなあ」苦笑
乾いた笑いしか浮かばなかった…;
そうして…戦いは始まる
純白の異空間を展開させてから――
始めこそは、まともな戦いだった
ああ、始めだけは
その戦いに入る前、異空間内でケイトへ向けて、ベリアルは言った
ベリアル「先に法令の文面を見て考えておけ
戦いはそれからだ」にやり
『?』
何故…したり顔で見つめてくる?
ケイト「うーん…
第一条、国内でって追記すべきかな?」
リヴェリア「国内でもどこででも責任を持ってすべきだ」
フィン「そうだね」
ティオナ「責任を持って事に当たるべし?」
アイズ「ううん…
もっと単純に…
徒に危害を与えるべからず、でいいんじゃない?」
『なるほど』
フィン「尤もだね」
ケイト「あのね、その前に一つだけ言っておきたい」
『?』
リヴェリア「なんだ?」
ケイト「私ね…
操り人形というか
自分の感情も心も欲も要らない
自分なんて何も要らない
でないと耐えられないって環境だったのもあって
その期間が長かったから、それに慣れちゃってたのもあって
だから、『自分よりも人』、って形に慣れてしまってるというか
そうでないと落ち着かないというか
それこそ慣れていくしかなくって
急に言って急は無理;
ごめん;まだまだお手数お掛けすると思う;自分を大事にって件;」しゅんっ
リヴェリア「いや、謝らなくても
『通じてる/伝わってるよ!』
フィン「話が変わるが…
自分の心の声を聞いて、主張したり従うのはいいんだよ?
『迷惑をいくら掛けても気兼ねしない精神性』に問題があるんだよ」
『うんうん!』
拍手喝采を受けた