第75章 神器、覚醒
シン母「逃がさないわよおおおおおおおおおおお!!!!!」決死の表情
4人『助けてええええええ!!!!!;;』号泣
間髪入れず叫んでくるシンの母親に、子供4人は泣き叫んだ
が、一人だけちょっと変わった子がいた…;
シン「誰かお助けえええええ!!!;」ぶりぶり星人
4人『こんな時まで尻出すな!!!!』ばしぃんっ!!←一斉にシンの尻を叩く
シン「うおおおおおおおっ!!;(ヒリヒリ)
おわっ!;」どすんっ!
尻を出したまま悲鳴を上げ、痛みのあまり軌道がぶれて木に突撃して止まる
シン母「シンちゃああああああん」ぜーはーぜーはー
木を背に尻を出したまま尻餅をついた中…どすの利いた声が頭上で響く
シン「ひっ!!」
この世の終わりを思わせる怯えた顔で、表情で、後ろへ逃げようとするも…
シン母「もお…急に走り出すからよ
怪我はないわね?」
ぱんぱん
そう、いつもの声色で持ち上げ、立たせてズボンも上げて埃を払う中…
シン「…ほ、ほい」
シン母「でも何で急に逃げ出したのよ(じと目)
あんた!まさか!!
シン「オラ…オラ、怒られるようなこと、まだやってないぞ?」がくがくぶるぶる
声まで震わせながら、辛うじて絞り出すように呟いた
何で内股で震えているのかと言うと…
シン母「わかってるならいつもやるな!!」
シン「ほい!!!(気を付け)
(半分ちびっちゃった…;」ぐすんっ
マサオ「シンちゃん!大丈夫?;」
シン「大丈夫じゃないかも;」
ネネ「もお…でもシンちゃんのママだったなんて」
ボー「表情が変わり過ぎてて…わからなかった」
トール「おばさん、何をそんなに慌てていたんですか?」
シン母「あああああああああああ!!!!;」
5人『ひっ!!』びっくぅっ!!!!
シン母「いっけない!
シンちゃん!市民カード!!
早く市民カードを出して!!!」
シン「え?」
シン母「早く!!!!!」鬼気迫る
シン「ほ、ほい!!;」
ただならぬ様子に、慌てながらリストバンド型にしていた市民カードを起動させる
シン母「募集要項の確認!!
国王様が直々にやってるのよ!!」
5人『えええええええええええ!!!?』驚愕
シン「でも…」曇り顔俯く
ボー「メイド、男はなれない」
マサオ「これ、なんて書いてあるの?」
トール「しつじだよ
簡単に言うとメイドの男の人版」
『へー』
