第74章 融和
迷宮「ねえ…結局、ベル・クラネルのしたことって何だったの?」
アイシャ「そうだね…自己満足だろう
ごめんなさい
で、護衛も何もしない
精々しても墓参りぐらいだった
後は気にしないで好きに冒険でも修業でもしてたさ、それ以外はしなかったからね←肩すくめお手上げ
形だけの謝罪なんて、貰っても嬉しくも何ともない
守ってくれるかと期待した自分が、ショックを受けていた、愕然として固まっていた…←3713,3714ページ参照
その時…ベル・クラネルにとって、私は取るに足らない存在に過ぎないってやっとわかったのさ…
あの後、ウィーネを拾った場所の件だろうが、いけしゃあしゃあと私が護衛を引き受けた時に笑って「ありがとうございます」って言ってたぐらいだ
「悪いですよ、僕はあの時しなかったのに」なんて気の利いた言葉も『全く!』なかったからね
ああ、わかったのはその後だったか…
ご愁傷様でしたって
終わった話にされた時、ふざけるな!って思ったよ
言いようのない不安
それが残っていた、まだ襲撃は続くんじゃないか、ってね
それを考えてくれたのは、真剣に向き合ってくれたのは、あんただけだった」
椿「わかる、本当にそういう所があるからな」うんうん←腕組みし二度頷く
うんうん←周囲も一同二度頷く
ケイト「…;
自然のことをしただけなのに;」←むー
アイシャ「私にとっては自然じゃないんだよ」
ケイト「そんなことされたくてやったんじゃないよ;
アイシャ「やりたいこと、あるだろ?^^って言われて唖然としている内に
「元気でね!幸せにねー!!」って満面の笑みで手を振って去っていかれて
気付いた時には忽然と消えてた時の私の驚きを教えてやろうか!?・・」睨視
ケイト「何で怒るの!!?;」ぎょっ!
アイシャ「あんたが名乗らないせいで…(わなわな)
こっちは死ぬほど走り回ってあっちこっち聞いて回って身元が判明するのに3日も掛かったんだよ!!?
最後の最後に藁にも縋る想いで聞いたアスフィからさらりと言われてやっとわかったんだよ!!?
あんた以外考えられなくなった責任をどう取ってもらおうか真剣に悩んだものさ!!・・」ゴゴゴゴゴゴ
ケイト「ぴえええええっ;」あわあわ←逃げようと必死
テロップ『だが羽交い絞めされていて出来ない!!』
ティオナ「うん…気持ちはよくわかる;」
