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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





アーニャ「イシュタルのは原作とどうかニャ?」

フィン「原作では誰にも、何もしなかったよ

こちらでは…精々、アイシャに謝罪しただけで
フレイヤには感謝も謝罪も何もしなかったよ、ギルドへの自首も弁明も何もね」お手上げ肩すくめ

ガレス「人としてしてはならん一線を飛び越えまくっとるの;」


アイシャ「ケイト…ベル・クラネルに言われたから、私達を助けようとしたのかい?」
ケイト「んな訳ないじゃん

言ったでしょ?
「お前達を守ろうと動けなかった
かつての自分の不甲斐なさを許せない

だから、受け取ってくれ、万が一のことがある前に!」ってさ」

アイシャ「ふふっ^^

そうかい…愚問だったね、済まない」くすくす

ブランシェ「なんのこと?」

ノアール「ああ。私は中から見ていたから知っているわ」
アイシャ「待った。

その想いは…私から、説明させてくれ……


私は…ある日、ベル・クラネルから謝られたんだ
守れなくて済まない、とね…

だが、彼は、護衛をしようと言い出すことは無かった…

しかも、ご愁傷様でした、と終わった話かのように扱ったのさ…


まだ入っていない、
ヘスティア・ファミリアに入りたいと言った時点でのことだ

ショックだったよ…本当に……

てっきり、守ってくれるもんだと…心のどこかで、期待して胸を弾ませていたんだ…


僅かに抱かせておいた希望は、ベル・クラネル本人が悉く打ち砕いた

ああ、もうっ!
いっそ女たらし糞野郎とでも呼び直そうかね」イライラ
ティオナ「そこはいいから!;
続き!続き聞きたい!」
こくこく!!←周囲が頷く


アイシャ「大事な身内を殺された傷跡はまだ癒え切ってはいない
いつ闇討ちされるかもわからない
そんな状況下で、それでも守ろうとはしない、言い出さないし切り出さない

それはつまり…『生きていて欲しい』とまでは思ってもいない、ということさ


もし仮に言われていたとしても…レベルの低いあんたがって言って切り捨てるだろうが…
言われた方が、まだマシだった

本当に悪いだなんて、申し訳ないだなんて、微塵も思ってもいないって、痛いほど伝わってきたからね…
ケイトになぞらえて真似しただけなんだって、後になってわかったよ

深いショックと疼く傷に打ちひしがれていた…


ケイトが私に話しかけてきたのは、そんな時のことさ…」


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