第74章 融和
アイズ「…悪く、言ってない?」
フィン「事実をルアン目線で述べただけだよ?」
ケイト「冒険者に二度となれないってわかっていても、あれは…
流石にない;←頭を振る
私なら正直に叫んじゃう;
「みんな誤解するな!!」って取った方法を詳細を省いて話しちゃう;
で、「ルアン!お前は私が貰い受ける!!!」って;」
フィン「如何にも君がやりそうなことだね;」
リュー「全くの別人ですね;」
フィン「ああ。
いくら憧れたと言っても、全くもって中身を伴っていない
気持ちもない
だから救われないし、報われない
次にイシュタル・ファミリアの件だが…
不良同士の抗争で例えてみようか」
ティオナ「ええ!!?;」
フィン「スルー)
ベル・クラネルは勝ち目のない戦いに挑んだ
一団の身勝手で生贄にされそうになる一人の女を助ける為、飛び込んでいった
自分よりも格上ばかりがいる、よしんば止めれて助けられたとして、途中で力尽き一生拉致監禁されるのは間違いない
だが、そこに颯爽と助けに入る不良の一団がいた
一人の女は危機に瀕した愛しい人の為、自らの命の危機をかえりみず、自らの一団を引き連れ駆け付けたのだ
生贄となる女を助けて欲しいと思っていた女団員と一騎打ちで勝った後、女を預かり
そして…例の女の一団が彼を襲おうとする一団を倒し、女が長を仕留めた
が…そこに警察が駆け付け、消防隊が火を消火して回る中、
逮捕されたのは、例の一団を引き連れて駆け付けた女だけだった
そして女は言った…
「愛しているわ」と…
一騎打ちの後に力尽きて倒れたまま動けない彼に…愛おし気な目を向けて
そうして逮捕された女は、彼が発端であることを包み隠し、全ての罪の責任を自分がやった事だと供述し、背負った
彼は自首せず、弁明も一緒に背負うこともしないまま、彼女一人だけが悪いと罰則を受けるそれを見て、笑ったまま放置しましたとさ
その後、弱体化した一団が狙われて、操られていただけのものが殺された後もなお
彼は守ろうと一向に動き出そうともしないまま、託された女と自身の一団だけを大事にし続けたと」
ティオナ「何それ!!?;」
ティオネ「最っ低ね
女の敵じゃない
女の恋心を弄ぶなんて、男の風上にも置けないわ!」黒睨視
ティオナ「脚色してないよね!?;」
ケイト「ありのままの事実だよ
脚色0」
