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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





フィン「人の勝手に対して、勝手に扱う
それは所詮、同類になって互いを攻撃し合ってるだけ

その上で、勝手な理想を押し通す為に周囲(大多数)の迷惑をかえりみない

癌になるのはそこでじゃないか?」
ケイト「ああ!

そこだ!」キラキラ


フィン「頷)

本当に厄介なのは…
勝手をしている自覚がない、それさえ正しいと言う人間さ

愚の骨頂だよ」

ケイト「なるほど…そっか」


フィン「人や物事のせいにした時点で、終わりなんだ。
自分を磨くことも出来やしない。

一生腐って、消えるしかない。

それが癌の行く末なんだよ…


昨夜、本来なら暴動が起きてヘスティア・ファミリアへの殺戮が起こる所だった」
ケイト「ええ!!?;」

フィン「オラリオ内では有名な話だったよ…」

僕の言葉を受けて、説明しようと突如、間に割って入られた


ベリアル「だが、ギルドで起きた暴動によって、それは未然に食い止められた

希望を持ったのだ…
ちゃんと、処罰を与えるかもしれないと…


そして今朝、ケイトに頼ろうとした
だから神々は怒り、すぐ消されることになった

巻き込んでいいものと悪いものの区別もつかない浅はかさ、
我が身可愛さに、勝手に、繰り返される、減らす事態へ一向に繋がらない


いくら真似した所で…所詮ごっこ遊び

ケイトに憧れて焦がれて、ちゃんと責任を取ろうと奔走したとして…
どれだけ頑張ったとしても付け焼き刃にしかならない、ケイト本人にはなれない」

ケイト「本当に…頑張ってるんだけどね」俯

ベリアル「お前が助けたいと思うのは…原作とは変わろうと奮闘している点からだろう

だが、どれだけ頑張っても、自分は自分にしかなれない
だから…自分の成長に繋がらない点は、どちらにせよ同じなのだ


口惜しいが…
未然に、周りへ掛かる迷惑を減らそうと、動く前に動けない限りはどうにもならない

たったの一度として…迷惑を掛けてはいけないもの、掛けていいもの、その区分さえまともに出来たか?」

ケイト「……ううん」頭振る


ベリアル「勝手にしていい存在なんて、この世に一つもない
悠久に続くもの等、一つとしてない

いずれ壊れる、傷付き死んでゆく
それを早める行為を、大多数に自ら与えておいて、どこに正しさがある?

フィンも言ったが…正しいと思っている内は、存在そのものが悪だ」


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