第74章 融和
ケイト「ありがとう…
本当に嬉しいよ^^//
私よりも、私のこと、理解してくれてる」
フィン「大袈裟だ…//」
ケイト「ふるふる)←瞑目し頭を振る
大好き//」ぴとっ←正面から肩の上に頭を乗せる
フィン「……
//(ぽりぽり)←頬をかく
僕もさ//」
ぎゅうっ!!
腕を回し、そのまま抱き締めた…
キルア「うぉっほん!
うぉほんうぉほんうおおぉぉっほぉっん!!!」
ケイト「え?何?風邪でもひいたの?キルア」
キルア「全くお前らなあああ!!;
こっちは真剣にヘスティア・ファミリアのあれ戻してんだぞ!!?;」
ケイト「あ、ごめん;忘れてた;」
キルア「忘れんなよ!!;
助けたいって言い出したのお前だぞ!!!?;」
ケイト「ごめん、手伝う;」
キルア「いや、力なら既に発動してからやって貰ってっから何とかなってるし
俺がやってるの精々手伝い範囲だし…;」
フィン「……
なるほど
気に食わないから邪魔をしたと
他はのんびりティータイムをしていると言うのに」キルアの背後を指差す
キルア「うっせえ!!;
すぐ横でんなイチャイチャチュチュチュチュされて集中できるかっての!!;」
ケイト「ごめん;」
フィン「済まない;」
キルア「ったく;」嘆息
ケイト「ね、フィン?」
フィン「ん?」
ケイト「さっきの時、私がもしナイフを受け取って傷付けて回ったらどうしてた?」
フィン「止めてたさ」
ケイト「そっか」
フィン「…それにね…
そんな人には、僕は惚れないよ?」
ケイト「……//」
フィン「人の身になって、立って、そんなことが出来ない
そんな君だからこそ、僕は心底惚れ込んだんだ^^//
人の傷を、自分の傷以上に思い遣れる馬鹿だからね//」くすくす
ケイト「…//;
それって褒めてるの?;」
フィン「褒めてるよ
誉め言葉さ、純然たるね?」片目瞑り肩すくめ
ケイト「……そっか…//」
フィン「それにね…」
ケイト「ん?」
フィン「……‥君は…一生かかったって、そんなこと出来ないよ」
ケイト「え?」
フィン「だってそうだろう?
必死になって守ろうとする君の背を攻撃して回った街の人に、君は一度たりとも刃を向けなかった
必死になって治して、モンスターだけを倒して、人だけじゃなく街まで直して、生き返らせてみせた
それが答えさ」