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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





・殺された市民(原作とこちらの世界共通)

ベル「ファイアボルト!」
どぉんっ!!
15cmの石の破片が燃えながら飛び
窓を突き破り、その前にいた市民の左側頭部を直撃

ぼっ!
石の炎が家へ燃え広がり

「だれ、か…
だ、れ…か……」ぷるぷる←手を上げる

だが、


ベル「ファイアボルト!」
どおんっ!
その喧騒と、市民と冒険者からの怒号によってかき消され

がくっ!
そのまま力尽き、発見した時には脳挫傷と出血多量により既に死んでおり、家は半ば焼失…


身内「爺様!
爺様ああああああ!!!」号泣

動かず冷たくなった祖父に、
10歳になったばかりの孫娘は必死に揺すり、

その死骸の上に上半身を被せ、わんわん咽び泣いた…


だがしかし…
ギルドに訴えかけるも、公共に新聞として出る前に握り潰され、
ガネーシャ・ファミリアに言うも、「証拠としてしっかりと記録に残しておく!」としか言えなかった

その石は焼け焦げており、床に残った石の燃え跡も証拠として有用だったという…



こちらの世界では

ウィーネの額の赤い石狙いの冒険者が取り、
暴走するウィーネに対し、人を攻撃すれば始末しなければならない為、

近付けない為に、攻撃しようとして来る冒険者、して来ない冒険者にまで、自ら攻撃して回ったのだ…


だが…信頼が失墜したのは、ヘスティア・ファミリアのみに留まった…

「誰もが不満を抱えたまま押し黙るしかない原作」とは違い
ギルドで職員が声を高らかに上げ、暴動が起こった。


「自分の手で傷付けてでも守ると決めたのなら背負いなさい!!
謝ってでも金を払ってでも修理でも治療でも手伝いでも何でもしてでも背負いなさい!!

急に意味もわからず傷付けられた人は!殺された人は!壊された人は!
日常を奪われた人は!どうすればいいんですか!!?

傷は!想いは!どこへぶつければいいんですか!?
人への、人生への、命への冒涜です!!


怒って然るべきです!!

私達大人が!取り締まるべき人間が!
叩いてでも正さなくて誰が正すと言うんですか!!
誰が守ると言うんですか!!!

叱責を、被害を受けているかのように捉えるのなら、最初からやめなさい!!
そうまでして背負えないのなら、何もかもを背負う覚悟もないのなら、最初から何もするな!!!

私刑を受ける前に逮捕すべきです!!」


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