第74章 融和
フィンのまとめ(3679,3680ページ参照)に付け加えるが…
原作のベルのいる世界が、
ウィーネが産まれた瞬間ベルと出会うのが確定だから全て消された。
それは…3つの罪が前提にあるからだ。
・ルアンへの罪
リリがルアンへ変身して参加し裏切り行為を取る戦法を、しなければ勝てなかったと正当化。
結果的に、ルアンは裏切り者の烙印を押され、ずっと後ろ指を指され続け、冒険者生命を絶たれた。
それに対し、何もしなかった…主神と団員達と一緒になって。
それへの謝罪も無ければ、賠償も何もない。ヘスティア・ファミリアの総意とも言える。
ヘスティア・ファミリアへ入ればしてもいない裏切り行為が確定になってしまうので、ルアンは断固として拒否した。
・フレイヤ・ファミリアへの罪
殺生石を壊して春姫を救うつもりだったが、Lv.5やLv.4もいる集団に敵うはずも無く、本来ならイシュタルに死ぬまで拉致されるはずだった。
だがフレイヤがファミリアと共に攻め入り、イシュタル・ファミリアを崩壊させイシュタルを殺し、守ってもらう形で事なきを得た。
それに対し、ベルが、ヘスティア・ファミリアが何をしたか…
何もしなかった…主神と団員達と一緒になって(命のみ個人的にオッタルへエリクサーの礼をした)。
ギルドへの弁明も事情説明も無く、「なら僕にも罰を!」と訴えかけるでも無く、フレイヤ・ファミリアへの感謝の言葉も無く、贈り物も無く、何もしないという行為を貫いた。
・イシュタル・ファミリアへの罪
イシュタルに魅了されて言いなりだっただけの団員達が、イシュタルが殺されて恩恵(ステイタス)は封印状態となった。
敵対組織からすればこれ以上ないまたとない好機(チャンス)。
それに対し、知っていながら何をしたか…
護衛も何もしなかった…主神と団員達と一緒になって。
『アマゾネス狩り(599ページ参照)』が起き、
これまで積み重ねてきたスキルも使えず、魔法も使えない、身体能力も一般人、
つい先日まで出せていた実力も出せず、全てを出し切れず、戦いにもならずに、一方的に蹂躙され、屠られ、ついさっき同じ釜の飯を食っていた友の命が目の前で奪われる、何も守れない。
戦士としては最低最悪の死、恥辱の極み。絶望たるやひとしお。
それを受けても、事態の元凶たるベル(原作)は謝罪も墓参りも何もしなかった。
