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Unlimited【ダンまち】

第73章 キルアの冒険





ルアン「……」

ケイト「ごめんな…」

ルアン「?」

ケイト「……私が…もし、ヘスティア・ファミリアに所属さえしていたら…
必ず…後顧の憂いも、断てたはずなのに」
ルアン「ズキンッ!)!…

(…やめろ」ぷるぷる

ケイト「お前が…してもいないことで、ずっと責め立てるような目を向けられたり」
ルアン(やめてくれ…)ぎゅうっ←膝の上で拳を握る力が強まる

ケイト「不信な目なんて…向けさせやしなかった。

たとえそうなるとしても…
受け入れ先を、新たに作るなりなんなりするのに
ルアン(頼むから…っ)わなわな

ケイト「ごめん…ごめんな」縋るような、申し訳なさそうな眼差し
ガタッ!!!←椅子を蹴って立ち上がり身を乗り出して両肩を掴む
ルアン「母ちゃんと同じように死ぬな!!!!!)
死ぬつもりか馬鹿野郎!!!!」
ケイト「!?」

ルアン「ヘスティア・ファミリアにだけは入るな!

オイラがヘスティア・ファミリアをああ言って喧嘩吹っ掛けたのは命令からだけじゃねえ!
気に食わねえからだ!!!

オイラの母ちゃんはそれで殺されたんだ!」
ケイト「瞠目)!

…へ?」

……すっ←手を放し、椅子を戻して席に座る


ルアン「オイラの母ちゃんは…

お前みたいに…人のことを、気に掛けてやれる人間だった。
後始末や、面倒を、目に掛けてやれる…誰よりもっ、優しいお袋だった…(涙)←ぽろぽろ涙が零れ落ちていく

オイラなんかには勿体ないぐらいの…っ!!


でも…職場じゃ、いい人ぶった自己満足野郎の上司に振り回されてた。

そいつらの後始末ばっかりに追われてっ!
死ぬまで使い潰されて、殺されて…それで…なんて言われたと思う?

「ゴミが!役に立てただけ有り難く思え」
「金食い虫がやっと消えた」
「役立たずの小人族めっ!ぱっぱと消えろ」
『ぎゃっはっはっはっはっはっ!!^^』


女手1つで育ててくれた!
オイラが物心つく前に死んだ父ちゃんの代わりにっ!必死に育ててくれた!
そんな母ちゃんが!ゴミな訳ねえだろ!!

母ちゃんの死が、無駄なんかじゃなかったって示すんだ!
オイラが、生きて…誰よりもつぇえ冒険者になって、証明するんだ!
オイラの母ちゃんは、オイラなんかよりも誰よりも立派なんだって…っっ!!(わなわな声震え号泣)

こんな、すっげぇ奴…育てたんだって!!!!」ひっく


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