第73章 キルアの冒険
食堂(3596ページ参照)の縁側では、桜や好きな木々の花びらが舞い散るのを身を乗り出さずとも見ることが出来
必ず食事や飲み物には入らないよう、魔術式で徹底されている。
これらもまた幻想的なので、お持ち帰りだけでなく店内での召し上がりでも大層好評なんだってさ…
神国式ジャンケン
グー、獣の如く魔力を全身に宿した拳撃
チョキ、魔力を纏った日本刀による斬撃
パー、自由な形の魔力の放出による攻撃
それも…当てたら勝ちという……
キルア「ルール無用じゃね!?」
ケイト「ふっ!
当然だ!b」にや&キラーン!
キルア「当然でも普通でも何でもねえんだけど!!?;」
フィン「あはは…^^;
ケイト独自の発想でね。
存分に楽しませてもらってるよ^^」にこ
キルア「いや、一番楽しんでんのケイトじゃね?;」指差し
子供に交じって生き生きと楽しそうに遊んでいた。
フィン「いいや、僕も僕で楽しいよ^^
お互いの反射神経を鍛えられるし、相手の動向を即座に伺い対応できる洞察力も鍛えられるし、何より動体視力、相手の僅かな機微さえも見逃さないよう努めることで自らの身を守ることにも繋がる」真剣つらつら
キルア(俺って…こんなんだっけ?;)
フィン「中々に深い修業とも言える。
身を守るに必要不可欠な技術を遊びとして学ぶ機会を与えているのだと思うのだが」微笑
キルア「あー…何でもいーよ」たらたら&視線逸らし
フィン「?何か問題でも?」きょとん
キルア「いや…
俺って、言っても…
また違うもんなんだなーって思ってさ」
フィン「それはそうだろう?
産まれも育った環境も異なるのだからね。
勿論、魂に課せられた課題も異なるはずだ」
キルア「あ、そっか。
そう考えれば普通なのかもな」
ケイト「何しゃべってんのー?一緒にやろーよー!!」ぶんぶん!
楽しーよー!!
と大声で手を振って話し掛けてくるそれに、
俺らは顔を見合わせて、笑いながら…
フィン「お互い、苦労するね」
キルア「振り回されっぱなしさ」
フィン「ああ、いい意味でね^^」
キルア「あいつといたら一生退屈しねー自信あるぜ^^」
フィン「僕もさ^^」
フィン&キルア『^^』くすくす
ケイト「ねえってばー!!」
キルア「はいはい!」
フィン「今行くよ」
そうして…ゲームに俺らも混ざってった。
