第73章 キルアの冒険
キルア「火に触れたら危ないよ?って注意喚起しただけだろ?
熱いよ、火傷するよって言葉に、
火の悪口言った!嫉妬だ!言いがかりだ!とか
消えて欲しくない真意を、本質を、勝手にねじ曲げてんのはそっちだろ!
そんな奴じゃねえ?
近付いて染まったら死ぬんだぞ?
魂だけじゃなく幽体や霊体や人格まで!
霊体消す為に「存在した歴史」も何もかも全部消されるんだぞ!!?(今に変化がないよう微調整するのが世界神)
てめえの焼身自殺に巻き込もうとしてんじゃねえ!って言え
いい人か悪い人かじゃない
好きか嫌いかじゃない
『人として許される道理、限度を越えたか』、だ!
いいとか悪いとか、
優しいとか酷いとか、
そんな体の低い次元の話じゃねえ!
危険性も緊急性も、んなこと気にかけてる段階じゃねえんだよ!
そんな人じゃない
勝手なイメージで、幻想で、その人が今もなお生きてるせいで、出し続けている被害は減らない
本人が出さないよう、今後に生かすよう努める人なら、
やむを得ない経緯ありきの過ちなら、意図的でないなら、
悪評や噂を広められる道理はない
お互い様、で済ませられる話だ
けど癌の魂は別、それらが全く出来ねーから
意図的でも非意図的でも許される範疇越えてっから!
だから…そんな消された魂に負い目感じてんじゃねえ!!!」
ケイト「ほい…;」たらたら
キルア「大事なのは中身、芯、本質!
人がどう感じるかとか、価値観とか基準とか、今は余裕ねーのかなとか、
そういうのを慮れるか、そういうものと思えるか、違いを受け入れて尊重できるか、それにかかってんだよ!
そーいうとこまで考えれてこその器とか成長とか、人情って言うんじゃねえの?
寄り添えもしねーまま決め付けて害するのが優しさかよって話だろ
されたことが嫌だったから攻撃するなんてのは赤子でも出来るだろ!
赤子のまま、自分にとってだけで、こいつは悪い奴ー!って中身もなんも考えもしねえで決め付けて、
こいつには悪いことやっても何やっても正当化されるって笑うのが赤子以下のクズ野郎だろ!
される側の気持ちも考えられねえ、重視もできねえ、赤子でもつられ泣きするのにそれさえもできねえ
自分だけ大事にしろと他に求めるだけで、肝心のそっちは人を大事にする気は欠片もねえ
馬鹿げてんだよ、助けようとすんのもさ」
