第72章 真相
本当の私は、調子乗りな所があるから気を付けるように…
復習だと思って頑張るつもり、とのことだ。
2月20日、ケイトは、今世における「自分の役割」を思い出した。
本来なら今世の修業は要らず、神界へのキップ(有効期限無限の免許証(免許皆伝証明書))を貰ったタイミングだった。
その時、2番目(ケイトの姉となるはすだった人)が助けを求めてきた。
「お母さんを助けて、力になってあげて」
それにケイトは答えた
「任せろ!!」
二つ返事で、助けたいものだったからこそなのだろう。
合う合わないに関わらずだっただろうが…
ケイトにとって何よりも合う、そんな魂だった。
だからこそ救いたかった、役目も使命も全うさせたかったのだろう。
その役目も、使命のことも、神の如きあの世への視野の広さも学び済みのそれらも全て忘れさせられ、数多の制限を付けられながらも今世に生まれ落ちた。
向こうの世界でのお役目は、
母の死を目の前で看取ること、必死に助けようとがむしゃらに動くこと、
そして証拠全ての記録、封印された霊感を用いて皆への一丸となって動く『導き手』となること。
皆を正しく導く『監督者』の役割であり、使命だった。
そして…証拠を手に、姉の結婚相手である医師、それと懇意である弁護士らと共に訴え、
診断名と向き合い、決して個と向き合わない「今までの医療」を壊し、『医療の躍進』を押し進める『追い風』となること。
誤診されたまま、経緯も主症状の訴えも全てはねのけられ、満足な治療も受けられず、死んでいった。
その医療こそが現状であり、医療の限界であることを訴え、改革し、『医療の躍進』を次の世代まで引き継いで行くこと。
その支えとなるのが、母の大命を果たさせることこそが、
生まれ持った霊感で、一番の道、選択肢を啓発し、助けとなり、支えとなる、ケイトだった。
だからこそ…同じく、決め付けられて『殺されていった』患者、死んだ方々が力になってくれたのだろう。
証拠が集まり切るまでは死なせない!と…
そんな経緯があってか…今は大分落ち着いている。
ケイト「ここが消されないとわかった。
たとえ、どんな魂が送り込まれようが大丈夫だって。
だから…それが一番いい、嬉しいんだ。
皆…大好きだから^^」にかっ!
全て、目の前の大事な人と繋がっているから、と…
