第72章 真相
面積は約76.63平方km、直径及び高さ共に9.88km。
その『円柱結界』を、更に、球状だと衝撃をバランスよく逃がし保つので『直径14kmの球状結界』で包み込ませている←3169ページ参照
空中庭園、及び空中迷宮は、その「円柱結界の上部分」にでき、「球状結界」と「円柱結界」の中央にあたる位置にあった。
ちなみに、そこは元々『空中レース』が行われる開催地予定の場所で、当初は「円柱結界の外側」と「球状結界の内側」の間を縫って周回するコースを予定していた。
だが築かれた後…少々コースを変更しながらも、空中庭園は順次予定通りにスタート地点として執り行われることとなっていた。
本来なら円柱結界と球状結界の間にある幅は直径で見て14-9.88*√2=27.57m。
対角線1つにつき最も狭い箇所が2つあるので、1か所につき13.785mしかない訳だが、そのまま行こうとのことで…
球状結界の内側の上部分=空中庭園の最上部が出発地点。
空中レース中はコースアウトできないよう整備されており、最上部から『円柱結界と球状結界の境目(上部のみ)』=対角線となる地点までの上下13.785mの空中結界レーンを通り、対角線となる地点を『空中迷宮』の入口とした。
その観客席も、円柱結界の外側ピッタリの位置にあり
円状の上部分と下部分(重力の理に働き掛け上下を入れ替え落ちないようにしている)、ぐるりと一周できる左右部分(同じく重力、以下略)で分かれていた。
空中レースの優勝賞金は500万ヴァリス、住民権、家一戸建て、願い事1個まで叶えて貰える。
まあ…賭博は……程々にね?と容認してはいる。
レース中のスカイボードの形態は、シンプルに2つある。
従来形(ボードのみ)と自由形(フリー、3327ページ参照)だ。
絨毯でもバイクでもあり、だが車は空中を飛べないのでダメらしい。
車でも原理上できなくもないが、幅を取り過ぎるのが問題とのこと。
どちらも安全対策はしっかり取られており、死ぬことは決してない。
全て衝突防止バリア機能もあるので、押し合いになるかもしれないがその分面白くなるとのことで、そのまま敢行されていくこととなった。
元々のコースは円柱結界の周囲だったが…
空中迷宮内を通っての方が面白そうだとのことから、そういうこととなった。
しかも出口は不定期に変わる←重要
