第72章 真相
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ケイト「……………
どうする?」
フィン「………」←硬直中
テロップ『目の前の出来事についていけてない!!』
ケイト「…………あなたの名前、何にしようか?」
「?←首傾げ
マンマ?」首傾げ
フィン「何でこうなった…!!」真っ黒超低音小声
ケイト「ん?マンマって名前がいいの?」
「マンマ!^^」
話しやすいよう身を屈めるケイトへ、手を伸ばして抱き締めるそれに…
僕は叫ぶ他なかった。
思わず頭を手で抑える中…状況を整理する。
非常に複雑で奥まった人が入れない場所だからいいとして…
神の力を迷宮に通し、数秒ほど何かの意思疎通を感じた。
まあ何とかするだろうと静観していたのだが…
起こった変化は、そんな生易しいものではなかった――!!
フィン「………ケイト;」
「「?」」
お互い、互いの両手を繋ぎ合ったまま僕へ目を向けてきた。
フィン「その…これは、一体;
(理解したくないが、理解したくないが、理解したくないが」たらたら
嫌な予感がして声が震え、冷や汗が次々に溢れ出てきた。
そんな中でも思考だけは冷静で、何度も何度も「理解したくない!」と訴えかけ続けていた。
そう…嵐の前触れと思えば、こそで…;
ケイト「うん?迷宮だよ?」
「あう!!」両拳挙げる
フィン「なんでそうなった!!!」真っ黒&真っ青←響き渡らないよう調整
ケイト「簡略的に説明すると…」ちらっ←迷宮見る
「ー?」首傾げケイトへ顔近付ける
ケイト「迷宮の意志を持ったゴーレム」きっぱり
フィン「だからどうしてそうなった――!!?;」瞑目
ケイト「異端児たちと本当に共存できてるか、確認したいんだって。
でもって…」
フィン「うん?←たらたら
(何か更に嫌な予感が!
理解したくないが更に嫌な、更にとんでもないことが――!!
やめてくれ!!頼むからやめてくれ!!!!」懇願する目でケイト見る←魂の叫び
ケイト「私達の子供になりたい、だって」無慈悲←無自覚
「あい!!」両拳挙げる
フィン「なんでだあああああああああああ!!!!!!!!」
ケイト「怪物や異端児の親になるのはいつものことだけど。
親を持ったことがないから、持つならあなた達がいいって」
フィン「もうやめてくれえええええ!!!;」頭抱
テロップ『頭痛の種の目白押し!!』