第71章 改革
いじめっ子「死ね」
げらげら笑う一人に対し、クラスメイトが距離を取って聞こえるように口々に呟いた。
「いい加減にしろよ」
いじめっ子「けっ。一人じゃ立ち向かえない奴がよ」
「うわあ」
「うざっ」
「一人で立ち向かえないのあんただよ」
「あんたのせいでクラスごと目ぇ付けられてんだよ」
「監視付けられんのもあんたのせいだろ」
「あんた一人のせいでどんだけこっちが迷惑してると思ってんだよ」
「いじめられっ子の方がよっぽど被害も害も何も齎してませんが?」
「いじめっ子のあんたがいるせいで空気悪いんだよ」
「とっとと消えろ」
「死ね」
「一人で言われ続けるのって辛くないんでしょ?」
「一人にして追い込むって楽しい?」
「じゃああんたが味わってみようか?」
という事態になっていた…
庇うのもいじめられっ子と数少ない者達のみで、他はいじめっ子のみをいじめていた。
いじめっ子こそが害であり、人災の根源、とされていた。
いじめっ子が出れば、それをいじめてもいい。となっていた。
ので、やるものは自殺願望のあるものかといったことになっていた。
らしい…;
ケイト「とんでもないカオスだったからさあ…;」
フィン「まあ…鬱憤がよっぽどたまってたんだろうね;
いじめをやってもいないのに、そういう目で見られるから…
傍観者も、目撃情報を早くに伝えてさえいれば解決に向くのに、しないという選択を取ったから。保身の為に」
いじめをすれば傍観者共々、アルルェーチェ街と神国コクーンへの永久国外追放←1846,2019ページ参照
危機意識を全体に持ってもらい、互いが抑止力になるようにしている←2939ページ参照
法律的に厳しいのは、いじめ、殺人、傷害までに留まっている←2510ページ参照
他は自由…
詐欺とかは元から入れないのでしようがない。というかすれば自動的に結界が捕まえる。
入れて欲しくないものであっても同様に…
元手がタダで、神石でいくらでも作れるから、無料で直せるというのも理由の一つだ…
ケイト「虐げたり、利用するだけ利用する、は、させない感じ。
互いに監視し合い、抑止力とする。
じゃれ合い、でも
いじめ、でも
線引き、分別が大事。
いじめっ子に関しての言葉も既に纏めてあるんだよね…」
フィン「へえ」
アスフィ「説得は難しいのでは?」
