第70章 新天地
ケイト「でもアスフィ、急にどうしたの?
背水の陣というか、鬼気迫るというか…
まるで、鬼に相対していて死ぬか生きるかの瀬戸際みたいな表情だったよ?
敬語も抜けていたし…」
アスフィ「その…気付いたら、素が;」たらたら
ケイト「出てたの?」
こっくり
黙ったまま、冷や汗混じりに頷きました…
少し、気まずい…;
ケイト「そっかあ^^」
アスフィ「?
…それだけ!?;」
ケイト「息抜き、できた?」微笑キラキラ
アスフィ「…はあっ
どれだけ人を惚れさせれば満足するんですか!?もおっ!!!」
ケイト「?」首傾げ
テロップ『そんな気は毛頭ない
繰り返すが、毛頭としてない!!』
アスフィ「知ってます!!!」くうっ!!!←瞑目歯噛み
ケイト「なに?どしたの?」おろおろ
テロップ『単純に好きなんです』
アスフィ「だから好きなんです!!//」わなわな
ケイト「?」首傾げ、アスフィの双眸を見上げる
アスフィ「この人殺し!//」真っ赤
ケイト「何!?;」ぎょっ!!
この鈍感め…;(嘆息)
人の時、『されたかったこと』に共感して自ずと取るくせに;
そう、中の様子と、市民カードで伝わってくる2人の想いに、思わず外にいた僕は天を仰いだ。
ケイト「でも休日でしょう?大丈夫?ちゃんと休まないとダメだよ?」
アスフィ「そんなこと言うのはあなたぐらいです!もっと国王としての自覚を持って」くどくど
ケイト「いやいや普通の範囲内で
アスフィ「侮られますよ!;」ぽっこー!!←白い蒸気が上がるほど怒りを露にする
ケイト「ま、ま…いいじゃん^^」
アスフィ「よくありません!」
ケイト「すっきりした?」
アスフィ「しましたが…;」
ケイト「よかったあ^^//
でも残念だなあ…」
アスフィ「?何がです?」
ケイト「もっと、アスフィの素が見たかった」微笑
アスフィ「!?///」ぼんっ!!
ケイト「所で…えっと、何だったっけ?」
アスフィ「愛してます」
チュッ
ケイトが唇を奪われた、アスフィの手によって…
ケイト「……!?////」ぼんっ!!
ああ、もう…話が進まないから少し介入するかな…
この甘ったるい空気も気に入らないし(イライラ)
テロップ『単なる嫉妬』
黙れ
フィン「アスフィ、ケイトが聞きたいのは、君を泣かせた要因だ」