第70章 新天地
ケイト「フィンは愛という概念そのものと言っても過言ではない!!!!」真顔&至って真剣
ごぉんっ!!!!!←フィンがケイトの脳天を叩く
フィン「恥ずかしいという気持ちぐらいは察して欲しい…;
(嬉しいんだが、嬉しいんだが、嬉しいんだが!!///;」わなわな
ケイト「だってさ…本当に優しいし…
たとえ誰に誤解されようが、どんな風に思われようが…
自分の信じた道に、己の全てを懸ける人でしょう?
何だかんだ言いながら…助けてもらえなかったこと、無かったよ?
何の見返りもなく、さ…守ってきたじゃん。沢山の人も、土地も、その為じゃない自分の為だって…
その自分の為が…皆の為に繋がるものだって、私は知ってる。
恭弥の時だってさ…自分の為って言いながら、治安維持に貢献していた。
壊しても自分で何とかした、病院や警察や学校に寄付していた、毎日欠かさず見回りして書類仕事もして警察から役割を一任されるぐらい…
戦闘好きだってさ…より強くなって、誇りを、並盛の風紀を守る為だった…
給料も、名誉も、何もなしにさ…不名誉なイメージばかり先行して、押し付けられて…それでも、並盛が大好きだからって…
晴れの日も、曇りの日も、雷の日も雪の日も、嵐の日だって…毎日欠かさず頑張り続けてきてくれた。私はそんな恭弥を見てた。
自分の為でもさ、並盛に住んでる人達に一番貢献しているのは…恭弥だよ。
ツナの自分の為は、自分の勝手で、得するのはツナの身内だけで、並盛の平和を害するばかりか実害を与えて壊すだけで…何ら貢献してない。
並盛の住民には、それを防ぐ術も、いつ起こるかなんてこともわからないから。正直迷惑や不安でしかない。
恭弥の自分の為は…『皆(並盛)の為』に、確かに繋がっていた。
それも無償で、並盛が大好きだからという理由で…
恭弥のはさ…確かに、恐怖を抱かせるかもしれない。
でも理由がはっきりしてて、一貫してて、どうしたら避けれるかなんて簡単にわかっちゃう。だから防げる。
ツナのとは断然違う。恭弥のは、いつ起こるかわからない無差別な天災、身勝手な横暴なんかじゃない…
私にとってはさ…恭弥も、フィンも、変わらない…
本当に優しい…いい人だってこと、わかってるよ。
世界中の人が誤解したって、世界中の人を敵に回したって…私は、一生を懸けるよ。
世界を敵に回す」真剣
