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Unlimited【ダンまち】

第70章 新天地





神様は努力家が好き。


ケイトが神に至れたのも…
ちゃんと正しく理解できたことにあるのだろう。

神の言葉も、言わんとすることも…被害者であっても加害者であっても変わらず、等しく、努力せねばならないのだということを。



神格化されたのも、正しく理解し…正しく導けるように、


同じ被害者が…
痛みが、苦しみが、哀しみが…繰り返されることを、

重く見、哀しみ、痛める人だからこそだと……



ただし、己に対してそうだとは到底言えない。

ケイト自身、自分へ辛く当たり、追い詰めてしまう悪癖がある。
誰も責めていなくとも、己だけが責め続けてしまう…


元々ケイトは…人のせいにするのではなく、己のせいにしがちだ。
ええかっこしい、ではなく、人に気を遣い過ぎて疲れるタイプ。
それも…己が倒れるまで、潰れるまで、今回は体に影響が出て下血しても頑張り続けた…

小説を書いてる方の世界でもまた、12月から9か月も問題の大本(真髄)を見極める為に『研鑽』を積み、下血してもなお見えるまで頑張り続けたそうだ。
結果、魂の位が100点を神界行きとして100点満点中96点から(1点の間に最低でも100万個ある)98点に上がったが…

まあ、その(病気になる程己自身へ責め過ぎる)点への不満や不安も、民が爆発するようなので…黙って見守っていよう。



一番の問題点を一応挙げておくと…

そういう人だから、こういうことをしても、同じことを人からされない。悪いことをしてない。
そういう「精神」だ。

己個人の「価値観」を周りへ押し付けるばかりか、そういうことを人へしても罰も何も与えられる謂れはない。
その「発想」は、「いじめ」と同じだ。


相手を理解する気が元から無い、怒られるのはおかしい。
違った価値観、個として距離を置かず、来る日も来る日も自ら積極的に関わり、周りを巻き込んで傷付けさせ、泣き寝入りさせ続け、「己だけはされず」に笑い続ける。

それそのものが、された側が抱く気持ちや感情を度外視した「有り様」が、罪そのものとなる。

積極的、非積極的にかかわらず、それをし続けるものを善人とし、人として優しい人と、表面上だけのものに釣られて、その感性を度外視することも…



『譲れる部分だけでも譲り合い、妥協案を導き出すことが一番大事』

それが僕と民で会議して出た答えだ。


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