第70章 新天地
神官「優しさと受け取らない人もいる。だが惑わされるな。
神はちゃんと見て下さっているからね」
「はい!」
そう子供達が手を合わせ、「いつもありがとうございます」とケイトの姿をした神像に祈りを捧げていた。
他の人達も祈りを捧げており…本当に崇め立てられていた…^^;(苦笑)
面白そうだし、僕も拝んでおこう…ふふっ(合掌)
テロップ『ケイトが来てこの光景を見た時の反応を想像して面白がっている!;』
テロップがうるさいが気にせず、ケイトとアルとディとお腹の子達の幸福を祈った。
ケイト「あ…あ…実物だああああああああ!!!;
本当にあるうううううううう!!;;」半泣き
その場に膝をついて泣き崩れる有様に、僕は苦笑した。
その様子だと妊婦なのに走ってきたのだろう…
途中で走れなくなったのか、ルパン達が隣にいた。
なるほど、自動車に乗せてもらったのか…
そう状況を整理する中、ケイトは駆け出した。
礼拝堂の一番奥、そこにでかでかと300m先からでも姿が己のものだとわかるほど、天井に届き兼ねないほど大きい神石製神像に向けて…
孤児「領主様、ありがとう!」
爺「ありがとうございますじゃ。こんな齢になっても働けるのは嬉しくて嬉しくて」←108歳
「定年の無い制度を作って下さりありがとうございます」ぺこぺこ
「辞めても好きな時に職場へ戻ってこれるよう取り計らって下さり本当に感謝の限りです」深々お辞儀
「特進コースを作ってくれてありがとうございます、全ての工程をたった1年で出来るなんて思いも」←2893,2894ページ参照
5歳児「僕、特進コース終えたら働けるんだ!職場に来てよ!サービスするよ~」手を振る
子「助けてくれてありがとう^^//」
「一度私の店に来て受け取ってくんな!美味しい食材を奢るよ!」ウィンク微笑
神殿長「わざわざ足を運んでいただきありがとうございます。
ですが国王様、せめてご一報下されば皆で出迎え致したものを」←皆でお出迎えしたかった
ケイト「せめて…」
神殿長「?」
ケイト「せめて、壊させてくれえええええ!!;」
神殿長「瞠目)ご乱心じゃあああああ!!!
皆よ抑えるのだああああ!!」
『国王様落ち着いてええええ!!』
純粋なる善意は、時に人を傷付ける…
まさに、それを体現したかのような状況だった。