第70章 新天地
自動車で通勤するのもありだが、無人では自動で家へ帰ってくれないのでその間家庭が使えなくなってしまうのが問題。
なので、家族共有空間収納庫機能も市民カードに加えることにより打開。
収納さえすれば共有できるようになったそうだ。
駐車料金も駐車場も要らない、持ち運び自由、所有者登録済みなので盗難の心配も必要ない。
更にその場所を自由に使える。
いいこと尽くめだそうだ…
それに加え、のんびり行く『観光バス』も出来た。
到着先の説明をし必ず止まる為、行きたいと思えば自由に降りれる。
観光定期により格安、バスによる移動が全て半額で済んでいる。
期間は1日から6か月まで。旅行期間だけでもありらしい。
ただし、国家間の移動(魔導列車)に関しては別料金である。
更に『空間トンネル』というもの…車、バス、スカイボード等が衝突しないようバイパスが出来た。
各々空間座標が異なるようにすることで衝突防止させる機能があり、その中に入るだけで衝突せず高速で安全に移動できるという訳だ。
今どこら辺りを通っているのかも窓に映すことも出来るし、空間内の光景(暗色に多種多様の大きさの光の粒)も映せる。
更に、互いの姿も会いたい人以外にはお互い見えず、気付かぬまま通り過ぎる。
景観を損ねることも無く、損ねるにしても役所で許可を取り、広告塔も兼ねてのもの。
例を挙げると、空飛ぶ絨毯の下に刻まれたヘルメス・ファミリアのマーク等←3224ページ参照
スカイリングでも自転車型のものまで出来たそうだ…
高速バスでも、100円バスでも、外の景色を見たい人には見えるように、見たくない人、仕事に集中したい人にはその為に最適となる環境を提供するように徹底されている。
観光バス、100円バス、高速バスの他にも、瞬間移動バスというものまで出来、主要施設のバス停にとまる。
それもまた同額10ヴァリス(100円)であり、勿論通勤定期や通学定期も使える。
観光定期の他にも『住民定期』というものもあり、期間と区間を指定すれば15歳以上の成人で最高半額の半額、14歳以下で成人の半額、4歳以下で無料。
最高6か月にされているのはそれでで、定期さえあれば区間内の移動ならいくら往復しようが使おうがタダだ。
壁やエリアを越える為以外のテレポートが無かった=座標位置も定位置だった為、非常に好評を得た。