第70章 新天地
ケイト「まあ…流石に隠したいことはあるけどね。
子作りとか子作りとか子作りとか子作りとか
フィン「子作り以外言えてないんだが?;」
ケイト「あとは…
隠し事…とか?」
フィン「へえ、気になるね…
何を隠している?」
ケイト「……怒らない?」
フィン「内容による」頷く
ケイト「押し倒したくて押し倒したくて仕方がない」キラン
フィン「全力で叩いていいね?」キラン
ケイト「どうぞ」ふっ
すぱあーんっ!!
ケイト「……なんてノリの早さだ!」戦慄
フィン「君がやり出したんだろう?^^;」苦笑
ケイト「好きで仕方ないんだよ!わかるだろ!!」←魂の叫び
フィン「わかるけど…//;」
なんていう好き暴走はいつものことだ…
霊感も、力も、何もかも…
決して、自分の為には使えない。
自分以外の為にしか使えない。
僅かでも自分の為が入ってしまえば、使えなくなる。霊感が働かなくなる。
たとえ建前でも言わなければ、気を遣わせたくはない。
そんな人だから、ケイトだから…最高だと思った。
同じ魂の位、学ばなければいけない分野が同じ者達が集う、魂のみの霊界でのグループ。
そこでの修業で1番を取った後、神様から課題を与えられ…この世へ転生される。
…神となる日まで永遠に続く修業……←2308ページ参照
それこそが『輪廻転生』…
そしてこの世に生きる全ての人が『承継人』――
死したもの達の想いは継がねばならない。
生を終え、想いを継ぐ、命を繋げる、紡ぐものとして…
でなければ…何の為の生だと言うのだろうか。
他者を無視した生、与える死等に何の意味が発生するだろうか…
だからこそ消されるべき存在として消された事象がある。
消された彼の魂、それがこの世=現界で産まれたのは、1900年代に産まれたジョットと、2000年代で産まれた沢田綱吉の2度のみ…
消されたとして歴史には変わりないし、セワシと同様に子は変わらず産まれてくる。
時と場合、家庭にはよるが…ある程度調整され、産まれてくることは確実に変わらない。
歴史は特に何も変わらず、動き続ける。
傷、心、意思、考え、違い…何でもあるのが人間だ。
それらを無いものとすること、それこそが最大の罪。
それを犯さないよう徹底し続けてゆく…無駄とさせない為に――