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Unlimited【ダンまち】

第69章 文明開化





だからこそ…
神国文明において重要視され、風潮とされていることがある。

『立場、年齢、種族に限らず、差別なく、偏見なく、一つの命を大事にせよ。さらば大望への道開かれん――』


これは、神国が続く限り永遠に語り継がれていくことだろう…



『一つの命を蔑ろにするもの、大望を見る資格なし。
大望抱くに値せず!』←3267ページ参照
『一つの命を、立場に限らず、大事にすべし』
『一つの命を笑うものは一つの命に泣く』

千差万別、老若男女、立場に問わず、一つの命として大事にすべし。
でなければ大望抱くに値せず。大望を抱く資格を無くすこととなる。

一つの命は、協力して欲しいものとも繋がっている。
立場が違うからと殺して、殺された人を仲間と想う輩からすれば、仲良くお手て繋ぎましょう、手を取り合いましょう、だなんて出来るはずがない。
協力等得られるはずもない…


大きな夢、大望を叶えるには、沢山の人の協力がいる。

一つの命を粗末にし、殺したその時点で、謝らず、繰り返すようにした時点で…その資格を失うこととなる。



殊更、目標や夢がでかければでかいほど、規模が大きければ大きいほど、数多の人達の協力を得なければ叶えられない。

そんな人に力を貸したいか、力になりたいか…
仮に一つの命を蔑ろにし、軽んじる人の場合…それは否である。

重要となるのは『常日頃の振る舞い』だと、今回のことを通して改めて学ばせてもらった。


「力(リング)は争いの火種だ」と彼は言ったが
大事なのは、その力を、何に、どう使うか、どう在ろうとするかが問題なのだと思う。

力そのものに問題はなく、在り方に問題があったのだとはっきりとわかる。



行動の伴っていない言葉ほど軽いものはない。

有言実行しているものにこそ、信頼は生まれ、絆は強固となる。
そして大望は、現実へと昇華する――!


それを自ら手放すも自分次第。

彼は…その機会を自ら放棄した。
意図しない所ではあるが、あれほど好きにしておいて人にはさせないという言動と態度をずっとしてきたのだからやむなし、相応の報いだとも思う。



結論…常日頃の行い、言葉には責任を持って取り組むべし。
一つの命を軽んずべからず。力で支配、解決するべからず。
話し合い、譲歩し合い、共存共栄、共生の道を、見出すべし。
さらば大望の道開かれん。


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