第11章 雪と真相
ありのままの態度を取ることで迷惑かけてもいい。一人で抱え込まなくていい。
ありのままで、ここに居ていいんだ…
その目前の事実に、ようやく私は直面した。
フィン「…そうか。わかってくれたのなら何よりだ」微笑
ケイト「うん…だからね、フィン…
悩ませてたってティオネから聴いた。
気付けなくてごめん!」ぺこ
フィン「いや…それで君が君らしさを取り戻せたのなら何よりだ^^
君は自分の得よりも人の得を何かしら気にするからね」
ケイト「それは長年の癖」
フィン「!
へえ…てっきり、環境が故と言うと思ったよ」
ケイト「もう、気にしないことに決めたんだ。
少しずつできることを増やして、皆の力になれる範囲を増やしていく。
それが自分の在り方だって、やっと辿り着けた。
過去のことで悩んだのだって、暴走したらダメなんだって思って、暴走しても大丈夫だって皆を完璧には信じ切れてないからだった。
だから、そんなに深く考え込まず単純に…自分のしたいことと向かい合っていいんだって。
間違っても大丈夫、殴ってでも止めてくれる人がいるんだって今では思えるよ^^」
フィン「そうか。そう思えたのなら何よりだ^^//」←嬉しそう
ケイト「ティオネにもう一発殴ってもらおうかな!
あんな重い、愛の籠った拳初めてだった!//」にこにこ
ティオネ「できれば今後もその一回きりにして欲しいんだけどね。
団長お~!私の手料理も食べて下さい♪」
フィン「あ…ああ^^;」たじっ
こうして、雪の日の朝の時間は過ぎていった。
朝御飯だけでも随分と長く感じるのは何故だろうか?
多分…きっと、楽しいから…幸せだから、余計に嬉しくてそう感じるのかな?