第69章 文明開化
腕時計の場合…
店員「画面が出て予定通知機能
五分前予告通知機能
時間を見たい時すぐ画面が即座に自動で動き出る機能
現れる画面の大きさ、文字の大きさまでその時の状況に合わせた自動調整機能
話し中のお邪魔は絶対しない画面透明機能
あなた以外の他の人には絶対見せません覗き見防止機能
それらの最新機能が全て完備されております。
仕事中は携帯出せませんよね?
ですがこれ一つでご安心!ありとあらゆるサポートを徹底しています!
希望があればいつでもドシドシどうぞ。
アップグレードの為の勉強をさせて下さい」
「うおおおおお!!買ったああああ!!」
フィン「ある意味凄い…(商魂逞しいね…」苦笑←画面を通して見学させてもらっている途中
ケイト「プロだ…」ぽつり←フィンと以下同文
市民に対する、各家庭に合わせた最新式贈呈の件だが…
それは家具に限られている。
理由としては…家具以外も全てとなると、根本的な経営に大打撃を受け兼ねない。
儲けが出ない。元手が取れない。
給料は払えるが、最新式のを先んじて『希望した市民』に試してもらっている。
すなわち、市民はほぼほぼ全員が購入の必要がない。
無償契約を結んでいる人達の数の方が多いからだ。
結論から言うと…給料を出す為に量産前に試してもらっている訳だが、少々心許ないというのが実状だ。
だがそれも量産後、更に新しいものへの開発に向けて色々あり、その時に得た情報が大いに役立つらしい…
ちなみに言うと…
古いものでも持っていけば格安で各機能を付け加えてもらえる。という話だが…
その話には少し続きがある…
シン母「好きに柄を付け加えたり、美術の専門家のデザインで形状を少し変えてみたり、自分にしかないコーデが無数に設定可能!
太くなっても入るし」キラキラ
シン父「腹一杯になった時も助かってるよな、苦しくなんないし!」
シン母「それだけじゃないわ!
化粧や肌の手入れだってほら!←自身の頬を指さしながら顔を、シン父へ近付ける
治療場で各々に合った化粧品の種類を教えてもらえるのよ!
そしてそれをもとにして、手持ちにある化粧品や手入れ品、更には髪の染色だってお手のもの!
被らないように、更に、被ることがあれば使った途中のもので安く最適のものにもできる!
若々しさを維持できるばかりか健康のことまで隅々まで!