第69章 文明開化
ケイト「対話を大事にして欲しい。
聞いてもらえた、心と向き合ってくれたことが『ずっと』無かったから…
うっとうしく感じる時もあるだろうけれど、変わらず温かく受け入れてくれる場所は、あるだけで救いになるから
何も言えず聞いてもらえない状態だったが、母が眠る時に共に寝ることを許して温かさを、愛情をくれていたから」
とのことから、更に変わっていった。
予知である情報は、何を求めるか、何をされると嫌なのか、のみである。
年齢と性別は向かい合えばわかるので、接客しながら各傾向や、情報を集めてもらう形となっている。
店員「情報をいただいている立場ですので」礼
シン父「奥ゆかしい!」
店員「いえ、私達は提供させてもらっている立場ですので//」
シン父「よっ!流石高給取り!」
シン「日本一!」
テロップ『女性店員なのでデレデレ?;』
シン父「シン…ここは神国だぞ?」
シン「はっ!)あ…;
神国一ぃー!!」
店員「あ、あはは…^^;」
シン母「あのー…」
店員「?」
シン母「ちょっと」手招き
店員「はい」耳をそばだてる
シン母「情報を提供する代わりに、割引って出来るんですか?」
店員「済みませんがこちらは全て、最低価格ですので…これ以上割り引く訳にはちょっと…^^;」
シン母「あ、済みません!;」滝汗←口を手で覆う
シン父「図々しいな」顔顰め
シン「何言ってんの」じと目
シン母「やーね、言ってみただけよ!^^;」手を上下に振る
店員「えっと…割引希望」メモメモ
シン母「冗談よ冗談!」
血相を変えて駆け寄って止めようと奮闘するシン母を前に、いつものことだとやれやれと肩をすくめるシン父とシンだった…
テロップ『半ば本気だったのはいつものこと』
シン母「うっさいわねえ!!」目くじら
げんこつ!!!!
テロップ『…酷い;』ぐすん
神国立家具会社と市民は無償提供の関係にある。
会社の利点
損が試させた数だけ、失敗した時のリスクが減り経費が浮く。生の声や意見を貰える。量産する前に他の視野から気付かなかったこと、問題点に気付ける。次の発明に向けての着想が得られやすい。
市民の利点
各家庭に合わせた最新式がタダで手に入る。使用した上で意見番の給料として常にいいもの、最新式に取り替えてもらえる。壊れた時に無償で直してもらえる。