第68章 騒動
未だ怒り心頭で不機嫌な精霊王に、ケイトが上体を起こして目を合わせた。
ケイト「…ねえじっちゃ」
精霊王「何じゃ…」
ケイト「何で毛布でぐるぐる巻きになってるの?;」首傾げ
精霊王「お主がやったんじゃろうが!!;(くわっ!)
風邪ひいて欲しくないからせめてと、床のまま低反発雲クッション毛布を巻き付けて」ぶつぶつ
ケイト「ああ、そう言えばそうだった」手を打つ
フィン「…覚えてなかったのかい?;」じと目
ケイト「いや、あの時は欲情して飲まれ切ってて心身の余裕が
フィン「ああ、なるほど。←合点がいった
それ(そんな状態)でも精霊王に気を掛ける所が何とも君らしいね」
ケイト「うっ;」ぐさっ!
フィン「褒めてるんだよ」くす
ケイト「…//」
精霊王「それからは何じゃ!(やれやれ瞑目嘆息)
あんあんあんあんあんあんあんあん
『!!///』ぼんっ!!
精霊王「すぐ傍で喘ぎ声なんぞノーカットで来るから…
来るもんだから…
嫁を抱く夢をしこたま見たじゃろうが!どうしてくれる!!もう妊娠出来んというのに!!!」くわっ!!
ケイト「ごめんなさい…;
えっと…;
神の力で何とかする?;」
精霊王「まあ…精霊神の許可が最近下りて出来るようになったばかりじゃが
ケイト「おお!同い年!!//」キラキラ
精霊王「ふっふっふっ、わしの孫が2人から一気に4人に//」キラキラ
フィン「本当に君達はよく似てるね…;
似た者祖父孫とでも言うのかな?;」
ケイト「0歳より前からの付き合いだから!b」ぐっ!
精霊王「うむ!b」ぐっ!
あっという間に意気投合し、どんな子が生まれるか話を弾ませ出した。
フィン「あー;話はいいがちゃんと服を着てね?」
ケイト「あ!忘れてた;
ありがとう!」
フィン「…ふっ。ウルと…もう一人出来たらどうする?」
ケイト「それは絶対ないよ」きっぱり
フィン「…夢がないなあ^^;」
ケイト「だって…悪露で逆流中みたいだし」
『!!?;』ぎょっ!!
フィン「え?;」
ケイト「んー、ウルがお腹にいたからかな?
悪露もまだ途中の時に妊娠したからか、少し血だまりがあってね?
それを世界樹の実に取り除いてもらったみたいなんだけど、出ようとしている血がウルがいる所と被りそうで
フィン「今すぐ取る!」
精霊王「いや、わしの妻に任せろ!専門じゃ!!」