第67章 躍進
フィン「………えらく、スケールがでかいね」
アスフィ「本心でそう思っているのが疑わしいことでしょうね…
市民カードで、本心だと伝わらない限りは」
ノアール「私は精霊だから本心だとわかるけど?」首傾げ
フィアナ「私もです。
髪であって、本当によかった…
本当に…普通の人なら見返りや下心を求めるものですよ;」
フィン「本当に人を愛するということがどういうことか…
自分の勝手という範囲でない部分が嫌というほど目に付くよ;」
ケイト「と言っても…幸せになれるよう願うことしか、出来ることはないのだけれどね;
私が動くことで、逆に邪魔にだってなり兼ねない…
だから…真心を込めて…愛に、愛を返して……大事に想うこと。
それでしか…応えられない」涙目
『気にしないで』
申し訳なさそうに俯き、涙を浮かべる彼女に、僕達は笑いかけた。