第66章 穢れ
精霊王を一回ボコりに行った。
精霊王「ただの伝え忘れじゃああああ;;」
ケイト「……早とちりしてごめん;
お詫びに何がいい?;」
精霊王「アルとディと一緒に過ごさせておくれ//」キラキラ
ケイト「えっと…アル、ディ、嫌じゃない?」
アル「やー!」
ディ「おひげ痛い!;」
アル「じょりじょりやー!;」
精霊王「ならばこれでどうじゃ!!」
ばっ!←ひげを無にする
ケイト「おお、かっこいい」
アル「いく!」
ディ「教えて技!」
アル「パパとママの朝の髭剃り技にする!」
ディ「私達がやる!」
ケイト「気持ちは有り難いんだけれど…髪までしないでね…;」
アル&ディ『勿論!!』ふんすっ!!
意気込み抜群に精霊王の胸元へ飛び込んでいった。
ケイト「下心アリってのが気になるなあ…;
う~ん;」腕組&思案顔
フィン「まあ…好きかどうか聞いてみて、好きならいいんじゃないか?;」苦笑
精霊王「ほれ、じっじじゃぞ~^^♪」
アル&ディ『じっじすきいいい♪』きゃっきゃっ
ケイト「ま、純粋に好きな想いもあるみたいだから、いっか。
考え過ぎだったみたいでよかった」ほっ←胸をなでおろしてる
領主邸へ戻る中、ケイトは纏めた。
ケイト「彼は…肝心な所ではき違えた。
父のことを何も知ろうとせず、勝手に気持ちや本心まで決め付けた。
父が共にいることを選べば、いない時に誰が守る?
危険度がより増す。誰も守るものがいなくなる分、余計に。
だからこそ、リボーンが現れてから、日本へ送られる暗殺者を削るのをある程度怠った。
雨属性だから大空属性であるボスは継げない。継ぎたくとも巻き込みたくなくとも。
そういった所へ、本人なりの苦悩に目を向けなかった。
少し考えればすぐわかるのに…さ。
考えが浅く、足りていない。
浅慮なことから余計、考えないタイプだから余計…悪化の一途を辿ったのだとも思う。
私の父は、常に主導権を握り、無理なら力尽くで強要し続けてきた。
私は…それでも感謝はしているよ。殺されずに、今生かしてもらっているから。
神様にも、守ってもらっている。主護霊様にも、ご先祖様にも、精霊様にも、お地蔵様にも…
全てに守られて、私は今…ここにいる。
だから…だからこそ…皆の為に生きたいんだ。
それが私の為であり、私の意思だ。
生きる道なんだ」