第11章 雪と真相
アイズ「ケイト!!?;」
ケイト「きゃああああああああああああああああああああ!!
きゃああああああああああああああああああああ!!!
きゃああああああああああああああああああああい!!!!」
あっちへごろごろこっちへごろごろと言ったように直立状態の身体を雪に擦り付ける中、とても楽しそうに満面の笑みを浮かべていた。
フィン(やれやれ…この調子だと騒がしくなりそうだ^^;)
雪から顔を出してキャッキャと無邪気に満面の笑みを浮かべる彼女と、おろおろするアイズを見て
困ったような、その先が楽しみでもあるような…そんな複雑な表情だけが表に出た。
リヴェリア「?どうした?」←たまたま通りがかった人
ベッドの中で話し合う内、彼女の本音が聞き取れた。
理不尽にずっと言われ続けられるだけで、人の話を聞こうともされなかった。
だから憎かった。苦しかった。いつも知ろうとされない。決め付けられる。下卑される。
へらへら笑って下に見て、傷付けるような刃の言葉を投げかけ続け、平然と自分だけ楽しそうに日常を謳歌できる。
その神経が狂ってると思ってた。殺してやりたかった。
人には謝ることを強要するくせ、そういうことをしてもなお悪いとも思わない、感じない。
その横柄な態度に、それ以上のそれを続けていながら一度も謝らない、謝るとしても大人達が立ち会った上の表面上という一度だけ。
そんな奴等にふざけるなとしか思えなかった。
心の奥底でくすぶる感情、それを殺し続けることで生きてきた。
その内、死んだように生きる姿勢を取るようになっていた。
自分なんて要らない。死ね。消えろ。臭い。キモイ。化け物。
様々な罵声を掛けられ続けてきた。その環境が故に、言葉が喉からでなくなった。
言葉を出すことを許されなかった。そんな環境では、出せないままだった。
出せば殺されかける。それが出すことに対して恐怖を抱かせた。
その結果…無視と見える反応を取るようになってしまったそうだ。