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Unlimited【ダンまち】

第65章 新たな冒険





下っ端のタズナも握れず、振り回され、放置する。
その結果クーデターとなり、実行員を仲間だと守った結果クーデターの責任の一端を背負うことになる。

それで手間を掛けさせたことにより…死人が増えた。
傷を負う人が増えた。主に子供が精神崩壊を起こしかける有様だ。

それらの事実を前にしても彼は言った。「俺は何も間違ったことはしていない」と。


「守る?先のことも考えず?
ふざけたことを言うな!!傷を、精神を、人を何だと思っている!?

本当に仲間を守りたいのだと言うのなら!!
俺もその責任を背負うから仲間の罪を減刑してくれぐらい言ってみろ!!!!」

当時の反応(彼とケイト以外)↓
『何で君(ケイト)はそんなにカッコいいんだ…女なのに)・・』目が点

漢気、義侠心溢れる元武士という印象が強く根付いた。
兄貴…と自然とあだ名がついた理由がわかるほど…


それだけ怒られない限り…謝罪等なかった。


「守るという行動を、意味を!はき違えるな!!
罪を犯す仲間を守りたいと言うのなら、仲間の愚行をまず止めろ!!

お前がしたのは…守るという行動に囚われて、仲間の罪を重くすることだけだ!!」

「ご、ごめん!そんな、つもりは
「謝る相手が違う!!子供達に言え!!」

「あ…」はっ!

「クーデターの罪は、死罪だ。主犯及び実行犯は全て死罪。
それを助けたお前達も元来同罪だ。

だが…国外追放とする!(わなわな)

私の国の敷居を二度とまたぐな!!!私の気が変わらない内に出ていけええええええ!!!!!」

何なんだよ、という声が聞こえた。不服そうな態度に余計苛立ちが増した。


が…王城を出てから嫌と言う程わからされたそうだ。
子供が悲鳴を上げて泣き崩れ、父ちゃんの仇め!と叫んでナイフを投げ付け、方や精神崩壊を起こして放心状態に至る。そういった現実を目の当たりにして。

芝居ではないというのは嫌という程わかったはずだ。
それ程に…人の心とは脆い。


容易く、ガラス細工のように傷が付く。

双方を守る為に、これ以上傷付かせない為に、そうする以外なかった。
笑えるだろ…?


仇を討ちたいと願う子供達よりも、結局は…人命を優先した。双方も誰もこれ以上傷を負わないことを優先した。
加害者に関与し、手助けとなる行為と当時にわかっていないから、と釈然としない理由を、弁護として…


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