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Unlimited【ダンまち】

第65章 新たな冒険





世の中、あくの強い人間が多い。

だが…


ケイト「5000万人も入れるのは極めて多い方だと思ってしまう」

公園でひとしきり泣いた私達が見守る中、目を少し赤くはらしたままケイトは呟いた。


ケイト「基本、勝手な人間…自分本位で身勝手な人間って多いだろ。
心ある言葉でも、心無い言葉だとか計算だとか吹聴する人間だって出る始末だ。

終いには…心にもない言葉で言葉巧みに操る奴もいる。
私はやだから、自分の意思や考えを伝えるだけ伝えておいて、「後は本人達で勝手に動いてくれ」って方針だけど…

まあ、その気になれば精神を壊して操れるけど…昔の私みたいになるの見たくないからしてないし…」

フィアナ「それでいいんです。そんな輩など捨て置きなさい。
本心を伝えて敬意を持って接しているあなたにそんなことする人間など…

そもそもがですよ?心にもない言葉を見逃す神とでもお思いですか?」黒にやり

ケイト「いいや、そんな穢れ、赦すはずもないだろ?
そもそもが神は全てお見通し、嘘も何もかも筒抜けだ。

愚か者、馬鹿のやることだろ」

フィアナ「それは霊感があるから思う感性です」

アスフィ「ですが…確かに多いですね」

ノアール「意外と清い人って…そんなにはいないけど、まともな人はいたのね」


実際の所、国内では国民を含めそれぐらいの人数がいる。
そして国民となる人達が増えていく速度が上がっていきつつあった大きな要因が「神国警察機構の『逮捕科の銭形班』と『証拠収集科のルパン班』」により根こそぎ逮捕に繋がり、一掃されたことに伴い激減したらしい。

と言っても手を出しているのは同盟国、それも許可が出た後のみ。
財政難の上に難民も増えていることからすぐ頼むと要請され、設立した昨日から今日の夜中(AM0~6時)の内に逮捕し終えたそうです←2749ページ参照



「神国警察」が他国の警察や貴族、果ては王族まで逮捕するという事態に陥った訳だが、証拠を堂々と先に全国放送させて皆へ突き付け証人とした後に逮捕するという方針により、逃れられる術が存在しない。

「自国のことだがどうにもならないような大きな膿」でない限り、他国でされている犯罪には、神国警察は手は出さない。
それ以外は各々他国に自由に任せ、証拠が欲しいという依頼が来れば証拠のみ収集し提供するという形、協力体制を取っている。


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