第64章 新たな指摘
フィアナ「うんうん。
それを一々細々と…;
几帳面にも程があります。程々を学びなさい!
気にしなければならないこと。
それ以外は全て気にしないようにするぐらいでいいんです!」
ケイト「わかった、努力する!
出来なかったら頭ひっぱたいて!
ツッコミみたいな感じでお願い!きっと気付けない時があるから!」
きっぱりと断言する所がケイトらしいです。
完璧というものはない。誰でも間違う時はある。
だからこそなのでしょうが…
『そういうことなら、全力で力になります!』
アスフィ「もし彼のこと、個人のこと、周囲のことについて言えば、ビシバシ頭をひっぱたきます!
一生です!
覚悟しておいて下さい!」真剣双眸見やる
ケイト「…(ぽかん)
(はっ!)
(こっくり頷く、微笑)
お願いします!」真剣双眸見やる
一生傍にいる。
それを示唆したことは、きちんと伝わったようです。
さて…
これからどんな毎日が待っているでしょう……(天を仰ぎ微笑)
今後の未来に、楽しみにならざるを得ませんでした。
しかし…あまり大して代わり映えはありませんでした。
ケイト「ねえ…」
フィアナ「?」
ケイト「彼の件、言い方があれだったし…私は……裁かられるべきじゃないのかな?
地獄行きのペナルティ…何でないの?
無いことの方が…納得、いかない。きちんと…責任取りたい」
フィアナ「…いいですか?
説教で地獄行きですか?!
その後の未来が芳しくないのが見えていて叱ること、憤ること、精神が思い詰めるほど悩みながら訴えかけ続けることは悪ですか!!?
それが悪なら!!
人の親も!親切心から忠言した優しい人も!全て地獄落ちです!!!
彼の魂が世界ごと、その世界にある他の魂ごと全て消された!
下血したタイミングは彼の魂が全世界から消滅してからじゃないですか。
毒や洗脳の影響を受けない存在など、神以外にはいない。
それを減らせるのがあなた、ケイトだけだった。
それほどに強力な洗脳と毒だった!
それらに侵されながらもずっと!
人のことで、人の為にあれだけ悩めますか?
心や精神はおろか、体にまで異変が及ぶほど。見返りも一切求めず尽くしてまで!
炎症が悪化して下血するほどにまで人の地獄落ちを無念だと悩み続ける姿が悪ですか!!?
本質を見つめなさい!!」