第64章 新たな指摘
ケイト「それはそうと…私の魂に組み込まれた、始祖神の魂の欠片は?←2302ページ参照
終末神との戦いの際、浄化された始祖神の闇の人格と良心が力を受け取って始祖神として復活した。←2511ページ参照
というのはわかったけれど」
フィアナ「魂ごと同化してしまっているわ。
まずあなたのすべきことは休むこと、英気を養いなさい」
ケイト「はい…;」
フィアナ「どうにもできない、ならないそれに歯噛みし、何とかしたいと懸命に頑張る行為は美しいわ。
でも…身体を壊してまですることは愚策よ。
自分の身体を大事にしなければ、学びなどその先に得続けることなどできはしないわ。
身体も、心も、しっかりと大事にしなさい。
たとえ…悪意ある行為により、それを犯されることになろうともね。
あなたは…悪意を持って、彼のそれを言った訳ではない。
これは決して揺るぎ得ない事実でしょう?
同じことをして地獄落ちになる人を増やしたくない、こういう風に遺族からすれば怒りに我を忘れかねない。
その現実と向き合って欲しいから、同じことをして地獄落ちに等なって欲しくないから。
そういう頑なな…優しさという想いよ。
相手のことを、第一に考えるからこそのね。
だから…堂々としていなさい。
あなたに足りないのは…彼のように間違っても後悔せず振り返らず堂々として何も考えない努力よ!!」どんっ!←胸を張り両手を自身の腰に当てて叫ぶ
ケイト「絶対要らないししたくもないよ;」
アスフィ「まあ…考えるなとは言いませんが…;
なるべく気にしない方向でお願いします;
あれはもうどうにもならないということが事実なのは神の言葉でわかったでしょう?;
神フィアナは…天界にもこの世にも精通しているのですから」
ケイト「うん…知ってる」
ノアール「確かに見習うべきかも…そういう点のみ」
ケイト「絶対やだ。いつ気付いたら地獄に落ちるかわかったもんじゃない;
危機感を否めない;いつ道を踏み外したかも気付けなさそうで怖い;
何より皆に迷惑かけたくない;危機に巻き込まれる可能性避けたい;」悶々&頭抱え蹲る
アスフィ「ただ皆を大事にしたいだけなんです;」
ノアール「地獄行きになって欲しくないだけなのよね;」
フィアナ「でも彼のみなるばかりか世界ごと消された現実が痛め続け、今に集中することを赦さないと」