第64章 新たな指摘

ケイト「…うん…
理解してくれて、ありがとう。

頼むから…全肯定はしないでね？」

アスフィ「する方が寧ろどうなのでしょう…；」

ケイト「だよねえ…
恋は盲目と言えど、あそこまではとても無理；」う～ん＆瞑目腕組み頭捻り


アスフィ「ともかく…！

体に無理のない範囲を、常に意識して下さい。
心にもです」

ケイト「……重々、気を付けます」

アスフィ「…お願いします…
いざという時…自分を守れるのは、自分しかいないのですから」

ケイト「知ってるよ…」くす←切なそうに笑う

アスフィ「ならいいのです…（ふう）←安堵の息をつく

まず…大事にする仕方も違うこと、それも同様に割り切りなさい。
例の真実…彼一人のせいによる世界消滅の件もです」
ケイト「ズキンッ！）

……；」

アスフィ「…そんな痛々しそうな顔をしないで下さい；」眉間に皺寄せ

ケイト「…ごめん；
自分のことじゃないんだけどさ…つい、ね；」

アスフィ「…生まれ故郷を世界ごと消された被害者でしょう？あなたは。
堂々としていなさい」

ケイト「はーい；

でもね…
彼の魂に関わった魂は全て消されたんだ。

私だけ…生き残らされたんだよ；一緒に移動させられた恭弥とか伴侶もだけど…」

アスフィ「あなたに、そのことにおいての罪はありません。
出来ることは無限大に手を尽くし切ったでしょう？自分を殺して、死なせてでも頑張ったじゃないですか。

あなたに今出来るのは…相手にしなければいいだけ。
わかりますか？」

ケイト「あのね、私の犯している罪ってない？」
アスフィ「人殺し以上の罪がありますか（ずばり）
殺したこともないでしょう？」

ケイト「ないけど…（俯）

文句だって言ってるし」ぽつり
アスフィ「文句ではなく『守りたいから』こそでしょう？
全くもって意味合いが違います！

憂いてのことでしょう？守りたいからでしょう？！
全て守りたかったんでしょう！？善行を積みたいからという欲求は無かったじゃないですか！」
ケイト「う；」たじっ

アスフィ「あなたは、どうあっても救えないものを、救うのに躍起になっているだけです！
救われなかったから助けたいと意地になってるだけです！

あなたは…出来ないことほど燃えるタイプでしょう！」

ケイト「あ、なるほど！確かにやってやるって躍起になって頑張るタイプだ：」