第64章 新たな指摘
ティオナ「あー;いるいる;」
アスフィ「そうですね…;」
ケイト「なるほど、そこが分かれ目か(メモメモ)
ありがとう、その情報は助かるよ。やっぱり具体例がないと難しくってさ;
まあ、そういう経験が無い訳ではないんだけれども…;」
アスフィ「寧ろそういう経験以外無かったと思いますが?
あなたの過去を見て。
家の外の人は大概がそうだったでしょう?」
ケイト「うん。
血縁のある人はそうでもない人だっていたけど…
でも…守ろうとしてくれた人達は、お前達が初めてだよ。
最初がフィンだった。だから思い入れが違うくて、一番大きいんだろうけど」
「「「けど?」」」
ケイト「たとえ…最初が誰であっても、私はフィンを選んでいたと思う。
フィンじゃなきゃ…やっぱり、嫌だ。
そう想えるぐらい…その…////」
『溺愛夫婦め…』じと目
ケイト「魂同士で繋がってるのかなあ、あはは^^//;」
フィン『………////
(僕を殺す気か?///』悶絶中←真っ赤で俯いてる
ケイト「あ、それと…打ち明けておくね。
7歳で生みの父からお尻を犯された時、実はズボンじゃなくスカートだった」
フィン『やっぱりか…』
あの頃はズボンということで誤魔化したが、それだとズボンを忌避するだろうとのことから、既に予測は立てられていたそうです。
私も聞いた時、既に予測できてました;
それ程にケイトのスカート嫌いは異常だったので;
ケイト「人を大事にするのも、大事に想ってくれている人達のことも考えつつ程々に?
って認識でいいかな?」
こくこく
揃って頷く中、神様が応援しているようで…神々のいる天界からケイト一人へ力が集まってきました。
ケイト「えっと…;」
気付けば加速度的に増すばかりの様子に、ケイトが一番動揺しているようでした。
何故こうなったのか。何をしたのか尋ねてみると、容易く答えはわかりました。
ケイト「神様の幸せを願ってたら、なんか抱き締められた;
皆、自分のことばっかり祈ってるから…だから心配になって祈ったんだけど;普通の事しただけなのに;」
『優し過ぎ…;』
いつも通りのお人好し馬鹿さ加減に、「そう簡単には変われないか」と思い至るのは早かった。
が、自覚をしただけマシになる事を切に願うばかりでした。
大切な人の自己犠牲は、見ていて辛いです。